目次
- 1 ローソク足を学ぶ事の重要性
- 1.1 『ローソク足』とは
- 1.1.1 『ローソク足』の見方
- 1.1.2 『終値』の重要性
- 1.1.3 『ローソク足』と『移動平均線』の関係
- 1.1.4 『ローソク足』で重要視する5つのキーワード
- 1.1.5 陽線が多い?陰線が多い?
- 1.1.6 『陰・陽線』の多さを目視する
- 1.1.7 『陰・陽線』の多さはトレードにおける一つの根拠
- 1.1.8 陽線が多い?陰線が多い?のマトメ
- 1.1.9 初心者は『トレンド相場』で勝負すること
- 1.1.10 ローソク足の実体の大きさは?
- 1.1.11 トレンド相場
- 1.1.12 『ローソク足』は『トレンド』前にサインをだす
- 1.1.13 『ローソク・ヒゲ』はある?ヒゲの長さは?
- 1.1.14 『ローソク足』のヒゲの長さ
- 1.1.15 ローソク足のヒゲはある?ヒゲの長さは?のマトメ
- 1.1.16 『ローソク足』のカタチ
- 1.1.17 『ローソク足』の組み合わせ&『フォーメーション』は無視
- 1.1.18 『フォーメーション』など役に立たない
- 1.1.19 『フォーメーション』は揉み合い相場
- 1.1.20 『木を見て森を見ず』のトレード
- 1.1.21 ここまでのマトメ
- 1.2 【オシレーター系おすすめ手法】ストキャスティクス
- 1.3 【ローソク足の確定時間】わかりやすく解説
- 1.1 『ローソク足』とは
ローソク足を学ぶ事の重要性
FX取引では、日本に留まらず世界中で使用されている『ローソク足』のチャート。
現在、日本人が考案したこのチャートは規格化され、世界中のトレーダー達にも人気のあるチャートとして位置づけされています。
この章では『ローソク足』の種類やヒゲ、色、パターン、組み合わせ等の見方についてはもちろんのこと、簡単な手法等を交え初心者の方でもわかりやすい内容でローソク足の勉強法を解説していきたいと思います。
『ローソク足』については、為替関連書籍などでとりあげられてはいるのですが、意外と深堀されていないのが現状です。
『ローソク足』は、チャート形成において基本中の基本だと私は考えております。
この章では『プロトレーダー・ジョー』独自の視点を用いた内容で書き留めていますので、他のFX情報発信者とは内容が真っ向から異なる点もありますのでご周知下さい。
『ローソク足』とは
『ローソク足』は、日本で考案されています。
『ローソク足』の名前の由来ですが、 日本の『和ローソク』のカタチからくるもので、考案者も日本人となります。
この『ローソク足』1本には、相場で集約される、ありとあらゆる『思惑』や『欲』がカタチとなって表れています。
『ローソク足』を制する者は相場をも制する・・・
決して過言ではないと思います。
『ローソク足』の見方
『ローソク足』は1本の足に始値・高値・安値・終値の全てが総括されています。
下記の参照図をご覧ください。

上記参照図で示した、レートの動きで『ローソク足』の見方を解説します。
- 上のヒゲ先先端部:高値(たかね)
- ローソク足実体上部:始値(はじめね)
- ローソク足実体部:実体
- ローソク足実体下部:終値(おわりね)
- 下のヒゲ先先端部:安値(やすね)
- 高値〜始値間の部分:上髭(ウワヒゲ)
- 終値〜安値間の部分:下髭(シタヒゲ)
✅始値より、終値が高い場合は陽線ができ、始値より終値の方が安い場合は陰線となります。
私はトレードするにあたり、長期足(週足・日足)チャートで先ず方向性を確認します。
その後、中期足、短期足と追い詰め、 最後にこの『ローソク足』の分析です。
環境認識と同様に、この『ローソク足』の解析もとても重要な作業となります。
『終値』の重要性
『ローソク足』の解析にあたり、トレードでは『始値』と『終値』のどちらが重要なのでしょうか。
答えは『終値』です。
『終値』は『始値』より後に着いたレートです。
『終値』が確定後、次の『ローソク足』へと相場が引き継がれます。
次の相場は、この『終値』を意識して全てが始まります。
実質的にマーケットを動かしている『投機筋』や『機関投資家』たちも、この『終値』を意識しトレードを行います。
もちろん私達プロトレーダーもそうです。
『ローソク足』と『移動平均線』の関係
みなさんも良くご存知の『移動平均線』。
トレーダーさんによっては、この『移動平均線』を重要視され、トレードを行っている方も少なくありません。
実は、この『移動平均線』の値は、『ローソク足』の『終値』を平均値にしたものです。
『終値』がいかにトレードで重要なのかがココでも分かると思います。
『ローソク足』で重要視する5つのキーワード
私が『ローソク足』を勉強し始めの頃、『ローソク足が陽線で終わった翌日は、陽線が出やすいよ!』とか、逆のパターンで『陰線の翌日は陰線の確立が高いよ!』とかを諸先輩の方々から良く耳にしました。
果たしてこういった事実はあるのでしょうか。
私が長年トレードと向き合い、気付いた『ローソク足』における重要なポイントをココで5つ書き留めます。
- 陽線が多い?陰線が多い?
- ローソク足の実体の大きさ?
- ヒゲ(上・下)はある?ヒゲの長さは?
- トンボ(トウバ)なのか?
- ローソク足の組み合わせ&フォーメーションは無視
では一つ一つ解説します。
陽線が多い?陰線が多い?
これは、あなたが向き合ってる現チャートにおいて、陽・陰線の本数の事を指します。
単純にアップトレンド(上げ相場)なら陽線が多く、ダウントレンド(下げ相場)なら陰線が多いのは皆さんも理解できると思います。
『当たり前じゃないか!』と怒られそうですね。
でも実際にはトレードをしながらココへ注視しているトレーダーは意外と少ないのをご存知ですか。
そうです、トレードに活かされてないのです。
『ローソク足』の数をカウントしないと、どちらが多いか分からないチャートでしたら、それはレンジ帯に入っている可能性が高いと思われます。
つまり、そのチャート画面を見て、陰・陽線数の多い少ないを一瞬で判断できるかどうかが重要です。
『陰・陽線』の多さを目視する

上のチャート図内の、青枠で囲んだ部分を見て下さい。
これがいわゆるアップトレンド(上げ相場)です。
パット見て、陰線が多いですか。
それとも陽線が多いですか。
一目瞭然でですよね、もちろん陽線です。
こういったアップトレンド中は、『買い』を意識します。
為替の世界では『トレンドは継続する』という傾向があります。
簡単に反転はしないという意味合いです。
『陰・陽線』の多さはトレードにおける一つの根拠

上のチャート図は、先程とは真逆のダウントレンド(下げ相場)です。
この場合は『売り』から意識して入りましょう。
但し、これだけの根拠でトレードは行わないように。
あくまで『ローソク足』から取れる情報の話で、トレードにおける根拠の1つにしかなり得ません。
他のテクニカルや手法と組み合わせて使いましょう。
陽線が多い?陰線が多い?のマトメ
陽線の多い相場に下げ相場はない。
陽線の多い相場は上げ相場、陰線の多い相場は下げ相場・・・
つまり陰線の多い相場に上げ相場は無いって事です。
ここで少しマーケットの動きをマトメてみます。
マーケットの動きはは大きく分けて3つのパターンからなっている事を覚えて下さい。
①買われている
②売られている
③動いていない
この3つからなります。
①は上げ相場(陽線が多い相場)=『買い』から入ることを考える。
②は下げ相場(陰線が多い相場)=『売り』から入ることを考える。
③これはいわゆるレンジ相場です。
レンジ相場でのトレードは、規則性の無い中での高度な取引を要します。
レンジ相場では効力の無いテクニカル指標も多く、初心者が最初にするトレードには不向きなので、取引を行わないのが賢明です。
レンジ帯とは上に位置するレジスタンスラインと、下に位置するサポートラインの間を上下動する動きの範囲です。
基本、マーケットにおける資金の流動性が低い時に起こる現象です。
資金の流動値が低い為、世界の投機筋が弄ぶ相場でもあります。
方向性の無い動きで、個人投資家から資金を巻き上げるシーンが多く見受けられます
勝てる根拠がないのなら、初心者等はこういったポイントでトレードする事は控えておきましょう。
値幅も少なく、トレンド相場でのトレードと比べリスクも非常に大きくなります。
初心者は『トレンド相場』で勝負すること
先述しましたが、初心者等の方は最初はトレンド相場でトレードを行うよう心掛けて下さい。
先述したように、陽線なら買いを意識する、陰線なら売りを意識するのです。
これがいわゆる順張り手法です。
こういった場所でのトレードは当然リスクを低く抑える事が出来ます。
最初は小ロッドで、こういった場所を探しましょう。
また、トレンド相場が無ければ相場は入らない!が鉄則です。
初心者等が無理に入る相場をよく見かけますが、殆どがレンジ帯なので注意が必要です。
ローソク足の実体の大きさは?
チャートを眺めていると、時折おおきな『ローソク足』が出現する時があります。
大きな『ローソク足』と言っても、ヒゲを除いた『ローソク足』の『実体』のお話です。
例えばドル/円通貨が10銭幅で動いていたと仮定します。
途中レートが急激に噴き上げ、一挙に1円幅の動きに変わったとイメージして下さい。
この時『ローソク足』は『実体』だけが異常に大きく『終値』を迎えようとします。
あなたなら、次の『ローソク足』以降で何が起こるか、またどういった期待を持つでしょう。
こういった事象の数々は、実はマーケットへの資金流動が起こりつつあるサインの可能性もあるのです。

トレンド相場
上の参照図、左手青枠をご覧ください。
陰線で下降してきた『ローソク足』が、最後は陽線に変わり、下ヒゲを長く残して終わります。
その次の陽線が実体で大きく伸びているのが確認出来ます。
この時に注視して頂きたいのが、『ローソク足』の大きい実体(陽線)が出る前の『ローソク足』の実体の大きさです。
比較しましょう。
値幅が大きいのが一目瞭然です。
では大きな実体が出現した以降の『ローソク足』はどうでしょうか。
直近高値をブレイクし、且つ安値も更新していますよね。
そうです、コレがいわゆる『上昇トレンド(アップトレンド)』入りした事になります。
大きな実体を伴った『ローソク足』が、トレンドへ入る前にサインを出していたのです。
『ローソク足』は『トレンド』前にサインをだす
続いて上の参照図右手、赤枠の中をご覧ください。
直近安値を割り込み、ブレイクした青の陰線です。
ココでも注意して欲しいのが、ブレイク前の『ローソク足』の実体と、ブレイクした『ローソク足』の実体の大きさです。
これも明らかに大きさの違いが分かります。
ブレイク後(実体の大きい陰線)、『下降トレンド(ダウントレンド)』に入って行くのもチャートで確認できます。
コレも、トレンドに入る前の実体のサインです。
こういっカタチで『ローソク足』は多様なサインを私達トレーダーへ発信しているのです。
トレード中は『ローソク足』のカタチを見る習慣を付けると『相場観』も自然と養えます。
『ローソク・ヒゲ』はある?ヒゲの長さは?
では再度『ローソク足』についておさらいをします。

先ずは上の参照図をご覧ください(※画像をクリックすると大きい画面になります)
『ローソク足』が『始値』でスタートし、『高値』を付けて『安値』に向かい、最後に『終値』を付けて『ローソク足』1本が完結となります。
上・下の『ローソク・ヒゲ(参照図をご覧ください)』は、その日の取引で値段が付いたのは事実はあるのですが、マーケット参加者によって拒否された価格、つまりは押し戻された価格のことを意味します。
実はこのヒゲも・・・
トレードにおいて、とても重要なんです・・・
先程も説明しましたが、マーケット参加者が価格を拒否したポイント、つまりは『ローソク・ヒゲ』の場所に強い抵抗帯があったという事です。
例えば『上ヒゲ』の場合、押し戻されたポイント(抵抗帯のある場所)に売りを考えていた市場参加者が多かったという事になります。
『下ヒゲ』の場合は、買いを考えていた参加者多いということです。
『ローソク足』のヒゲの長さ
下記参照図をご覧ください。

青枠で囲ん巨大陽線に長い下ヒゲが確認できます。
この付近で止められているのが分かりますよね。
高値圏や底値圏で出現する『ローソク足』の長いヒゲは、このような強い支持帯(サポートライン)、これ以上は行かせませんよというサインで、且つ転換期を予兆するサインにもなります。
参照図にある『ローソク足』も長いヒゲを残し、一旦は上昇を始めています。
こういったローソクにおける長いヒゲは短期足よりも中期足、中期足よりも長期足の効きがバツグンに良くなります。
是非過去チャートで検証して下さい。
ローソク足のヒゲはある?ヒゲの長さは?のマトメ
『ローソク足』のヒゲは、そこの抵抗帯の存在を示すサインとなります。
特に長いヒゲの出現は、そこに支持帯が存在し、且つ転換期を予兆するサインにもなります。
『ローソク足』のカタチ
『寄引同時線』とは
『寄引同時線』とは、簡単に説明すると、為替相場での転換時期に起こる可能性が有るサインだと思って下さい。
『寄引同時線』の『始値』と『終値』が、ほぼ同じレートで完結した『ローソク足』だということです。
これは相場における売り買いが拮抗されている事を示しています。
つまりは売りの玉と、買いの玉がプラスマイナスゼロに近いという事なのです。
この状態での相場環境が、上下どちらかにバランスを崩した時、相場は一挙に転換期を迎えます。
『寄引同時線』の『基本形』とは
これは皆さんも、よく見るカタチだと思います。

『基本形』とは
上ヒゲも下ヒゲも比較的短く、十の字のように見える線。売り方、買い方共に思い切っては動けず、相場の様子見、打診売り買いで出来高も少ない状態。相場の流れが変わるときに現われやすいローソク足です。
『寄引同時線』の『足長同時線』とは

足長同時線:先述した基本形と似ているのですが、上・下ヒゲ共に同じくらいの長さの十字線となります。
この手のローソクは一旦バランスが崩れると、崩壊スピードも早いので要注意です。
『横線』とは

横線:上・下ヒゲのない、横に1本の線、『横線』です。
上にも下にも行き場所を失った相場・・・
トレードに勢いがなくなった事を示すサインです。
現状相場にトレーダー達のネイティブさがでたカタチとも言えます。
『トンボ』とは

トンボ:上ヒゲのない十字架ローソクです。
相場が、寄り付き以降は売り方優勢で下落し、買い方が勢いを盛り返すも寄り付きは超える事が出来なかった相場の証です。
この『トンボ』が高値付近にでた時は、高値を超える勢いがなくなってきたサインです。
これとは逆に、底値付近にでた時は買い戻しの勢いがでてきたサインとなります。
『トウバ(塔婆)』とは

トウバ(塔婆):下ヒゲがない十字架です。
買い方がドンドン買い増したが、勢いは続かず、大引け時に寄り付きの値段まで戻った相場環境を示すサインです。
このローソクが高値付近にでた時は、上げどまりのサインとなります。
それ以外の場所で出現した場合、相場が一休みとなる可能性があるというサインにもなります。
では実際にチャートを2例ほど見ていきましょう。

上の参照図はドル円チャートです。
黒枠の中のローソクはどうでしょうか?
そうです、寄引同時線のローソク・ヒゲが、上下長いのが確認できますよね。
タイプでいうと『足長同時線』となります。
このカタチが出現する事によって、次のローソクで相場が反転して行くのが分かります。
では次の画像を見て下さい。
赤枠の中です・・・

ココでは『寄引同時線』の『基本形』が出現しております。
それも2本確認出来ます。
基本形が出た後のローソクを見て下さい。
陰線を作って下降トレンドを描いてます。
こんな風に『ローソク足』は様々なサインを私たちトレーダーへ出してくれています。
今回は6種類ほど『ローソク足』のカタチを紹介しました。
全部覚えられない方は、『トンボ』と『トウバ』くらいは覚えておいたら役に立ちます。
何故なら、この2つの事象はサインとして強めの根拠になるからです。
もちろんこのカタチだけでトレードを行ってはいけませんよ。
他の根拠ある手法と交えてのトレードを必ず行って下さい。
あと何度も書きますが、この『ローソク足』のカタチは短期足より中期足、中期足より長期足の方が優位性があることを覚えておきましょう。
これも併せて検証して下さい。
『ローソク足』の組み合わせ&『フォーメーション』は無視
みなさんはトレードするにあたり、『ローソク足』のフォーメーション(形)は気にしますか?
私個人の見解は・・ハイ、気にします。
但し、一般トレーダーさんと見方に相違があるのは否めません。
全く違う角度から『フォーメーション』を見ています。
では一つ一つ説明しますね。
『フォーメーション』など役に立たない

上記参照図をご覧ください。
左側がダブルトップ、右側に三尊を描きました。
簡単に説明するとダブルトップは天井が2つ、三尊は天井が3つですね。
2つとも細かい定義があるのですが、あえてココでは重要視しないので割愛します。
FXでは、こういった『フォーメーション』をトレードで重要視する方が非常に多いのが実情です。
例えば上に示した2つの事象が起これば下落する可能性が高いと思われていますが、私はそのような事は一切ないと断言します。
こういった場所は強い抵抗値が存在します。
売買が盛んに行われる場所なのでこういった事象が現れるのです。
FXでは、こういった事象を分析し、手法として使えると題し、著名なトレーダー達が書籍等で大々的に宣伝も行っている現状がります。
確率論などから勝てるのであれば、そういった根拠をキチンと数値化して出して頂きたいものです。
初心者等の方はこういった情報を鵜呑みにせず注意してトレードを行って下さい。
『フォーメーション』は揉み合い相場
では、下の参照図をご覧ください。

先程のチャートに上昇矢印を足した画像です。
私が知るダブルトップや三尊などは、高値圏だけで起こりうる事象ではありません。
この事象後に上昇するパターンは幾らでもあるのです。
高値圏での下降後にチャートを見れば、確かにダブルトップや三尊のカタチになっている場合もあります。
しかし、それは只の事後事象だと思って下さい。
『木を見て森を見ず』のトレード
私のロジック(ハント・ダウン)は中・長期足で方向性を確認できます。
あとは、それを中・短期足で細分化し解析します。
このロジックを持ってから大きな負けは、ほぼ無い状態です。
このロジックで既に7年間の実績も積みました。
私が言えるのは、チャートには必ずシナリオがあるという事。
参照図に描いたダブルトップや三尊など、そのフォーメーションを見てトレードするのは大きな間違いだと言うことです。
残念ながら、この手の手法を中心にトレードされている方は非常に多く、こういった方はキツイ言い方ですがFXでの成功は難しいでしょう。
『木を見て、森を見ず』・・まさにこの事を言います。
では冒頭に私が『フォーメーションを気にする』と書いた理由をココへ書き留めます。
先述した通り私のチャートにはシナリオがシッカリと描かれています。
そのシナリオの中に大事なポイントが幾つもあります。
決まって、この大事なポイントで、ローソク足が『フォーメイション(もちろんダブルトップや三尊を含めたものです)』を組みます。
こういったポイントで『フォーメーション』を組んでくるという事自体が、私のロジックでの強い根拠となるのです。
つまりは、上か下かはシナリオで既に描かれています。
大事なのは、その場所で『フォーメーション』を作り出すことが重要なのです。
ここまでのマトメ
『ローソク足』のフォーメーションだけでトレードを行うのは推奨できません。
『フォーメーション』を組み合わせた手法など取り入れてトレードを行って下さい。
『フォーメーション』のカタチを見てトレードするのは只のギャンブルトレードと断言しておきましょう。
重要なのはその場所で『揉み合う』ことが重要なのです。
今回書き留めた内容は業界の定説を真っ向から否定しています。
記述した内容を信じるかどうかは読者の方の自由です。
成功を掴んだ暁には私の書いた事が理解できると思います。
【オシレーター系おすすめ手法】ストキャスティクス
ローソク足のヒゲと、オシレーター系テクニカルでもある『ストキャスティクス』を組み合わせた簡単な手法を紹介します。
オシレーター系おすすめ手法とは
この 『ストキャスティクス』は 、順張りが良いだの、逆張りに効くだのと賛否両論です。
こういったテクニカルの効く効かないの情報は全て排除し、他のテクニカル同様、先ずはご自身でお試しください!
こういった情報は根拠が無いものが多く、変な先入観を持たせれ、せっかく使い勝手の良いテクニカルも宝の持ち腐れとなります。
結局、損をするのはあなたです。
FXで勝てていない方は、こういった類の情報で、変な先入観を持っている方が意外と多いのです。
もちろん、全く使えないテクニカルも中にはあります。
しかし、使える使えないは先ずはあなた自身がバックテスト等をかけて検証する事です。
こういった作業の積み重ねによって新しい発見があるものです。
『ストキャスティクス』を使った手法とは
『ストキャスティクス』 は、その場面場面の使い方によって順張りでも逆張りでも使えるオシレーターです。
それでは下記参照図をご覧ください。(※画像をクリックしてもらえば拡大します。)

これは、ドル円の1時間足チャートです。
中央にある、黒枠で囲んだAを見て下さい。
青い陰線が下降し、大きい実体を残しながら、長いヒゲを残しています。
1時間足レベルで長いヒゲをつけて終値を迎えるというのは、転換への強いシグナルの可能性があります。
前回も書きましたが、こういう場所は抵抗帯、もしくは支持帯があるとういう事のサインでもあります。
では次に、中央下の黒枠Bを見て下さい。
『ストキャスティクス(スロー/デフォルト設定でOK)』のラインが、売られ過ぎの数値でもあるゼロ付近まで下降し、その後ゴールデンクロを迎え上昇しています。
『ストキャスティクス』で確認できたこの事象は、転換への兆しの一つと捉えて良いでしょう。
話を少し整理しますね。
ここで皆さんに学んでほしい事は、FXでは1つの事象確認だけで取引してはいけないって事なのです。
今回は2つの事象により、根拠も2つとなります。
確立されたロジックを、まだ持ち合わせていないトレーダーは先ずはこういった根拠を複数持てるようにテクニカルや手法を組み合わせてトレードを行って下さい・
この根拠が強ければ強いほど、多ければ多いほど、トレードにおけるリスクを低く抑える事ができます。
【ローソク足の確定時間】わかりやすく解説
初心者を脱したトレーダーなら、『ローソク足』における各時間足の確定を見て、売買を行うと思います。1時間足を含めた下位足の確定時間は皆さんも当然ご存知だと思うのですが、上位足でもある4時間足、日足等の確定時間は日本時間で何時か皆さんはお分りでしょうか。この項ではローソク足の各時間足の確定時間について詳しく解説していきます。
『ニューヨーク証券取引所』の終値が基準値となる
先述した通り、『ローソク足』における下位足(1時間足以下)の確定時間は皆さんも理解できると思うのですが、上位足(基本的に4時間以上の足)の確定時間はご存知でしょうか。
実は上位足における確定時間は、『ニューヨーク証券取引所』でのクローズ時間(終値)を基準として切り替えを行っております。
『ニューヨーク証券取引所』でのクローズ時間は現地時間のNY午後5時なので、日本時間では午前7時が世界基準となります。( サマータイムは日本時間の午前6時)
ではここで、念のために下位足を整理します。(代表的な下位のローソク足単位で記述)
『ローソク/下位足』の基準値(ウインター&サマータイム共)
- 1分足確定時間:日本時間/24:00〜1分毎単位
- 5分足確定時間:日本時間/24:00〜5分毎単位
- 15分足確定時間:日本時間/24:00〜15分毎単位
- 30分足確定時間:日本時間/24:00〜30分毎単位
- 1時間足確定時間:日本時間/24:00〜60分毎単位
※下位足では日本時間の24:00を0でカウントします。

『ローソク/上位足(4時間、日足)』の基準値
『ニューヨーク市場』終値時間:ニューヨーク時間午後5時(日本時間 AM7:00 /サマータイムAM6:00)基準
- 4時間足確定時間(ウィンタータイム)
- 7時
- 11時
- 15時
- 19時
- 23時
- 3時
- 日足確定時間(ウィンタータイム)
- ニューヨーク市場終値の時間:ニューヨーク時間午後5時(日本時間 AM7:00(サマータイムAM6:00)
『FX取引業者』によって確定時間は異なる
ここで注意しておきたいのが、『ローソク足』における上位足の確定時間は、『FX取引業者』によっては確定時間が異なるという点です。
下位足に関しては、上に記した内容で問題ございません。
上位足に関しては、業界が一括りになっていない現状があり、ややこしいのですが契約されている『FX取引業者』で一度確認を行って下さい。
因みに私はチャートをメインでMT4/MT5を使用しています。
時間をカウントするインジケーターを入れてあり、残り時間等もカウントできるので助かります。
こういったインジケーターは無料で出回っているので、MT4/MT5をご使用の方は一度ネットでググってみて下さい。
『マトメ』
この記事ではFXの基本となる『ローソク足』について必要最低限の情報を解説しました。FXで成功を掴みたいならこの『ローソク足』を詳しく知る事も重要なカギとなります。
こういった『ローソク足』を使ったテクニカル分析もトレードでは重要ですが、相場と真摯に向き合ってこそ培える『相場観』もFXで勝つ重要なファクターとなります。
【価値あるロジックの提供を始めます】
『FXは難しい、勝てる訳がない』と諦めていませんか?
FXはその場を切り取ったトレードをしても残念ながら勝てません。
本質は全く違う所にあります。
投資歴30年でようやく構築した独自のロジックを、『FXの極意(ハント・ダウン)』に全てを記述し、公開する事にしました。
過去には私自身も『FXは絶対に勝てない』と諦めた一人ですが、現在このロジックを使用し、夢を一つ、また一つと実現しております。
『FXの極意(ハント・ダウン)』では、FXの本質を惜しみなく公開していきます。
あとはあなたのやる気次第です。
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