目次
2021年最新版【ニューヨーク証券取引所】休日カレンダー
『ニューヨーク証券取引所』とは
『ニューヨーク証券取引所』は、1792年にアメリカの『ウォール街』の『スズカケノキ(プラタナス』)の下で売買手数料を定めた『Buttonwood Agreement(すずかけ協定)』に基づき、24人の仲買人が始めた株式売買が起源となります。
『ニューヨーク証券取引所』は英語表記で『NYSE』と略されます。
これは、『New York Stock Exchange(ニューヨーク・ストック・エクスチェンジ)』の各頭文字を並べたものを表記しています。
『ニューヨーク証券取引所』は、『インターコンチネンタル取引所(ICE)』が所有し、また運営を行っています。
『ニューヨーク証券取引所』は、米国のニューヨーク州・ニューヨーク市のウォール街に位置し、金融関連では世界最大でもある『証券取引所』となります。
『ニューヨーク証券取引所』は、『NASDAQ(Nasdaq Stock Market)』に並び、米国の代表的な『株式市場』でもあり、世界的に有名な大企業や、米国における多くの優秀な企業なども数多く上場している市場です。
『インターコンチネンタル取引所(ICE)』は、運営する取引所を『ICE』と『NYSE』の二つのマーケット(ブランド名)に分けています。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』
『NYSE』が付く取引商品
- NYSE
- NYSE American
- NYSE Arca Equities
- NYSE National
- NYSE Amereican Options
- NYSE Arca Options
- NYSE Bonds
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』の歴史
- 『1972〜』
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』は、アメリカの『ウォール街』の『スズカケノキ(プラタナス)』の下で売買手数料を定めた『Buttonwood Agreement(すずかけ協定)』に基づき、24人の仲買人が始めた株式売買が起源となります。
- 『1817〜』
『New York Stock & Exchange Board』に改名を行い、非営利会員組織として取引所の運営を始めます。
- 『1903〜』
現在の重厚な建物群が建てられ、ウォール街は米国に留まらず世界を牽引する株式市場となります。
- 『2005〜』
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』は、長期間続いた非営利会員組織から株式会社へと移行します。
- 『2006〜』
新興の電子取引所である『アーキペラゴ取引所(Arca Ex)』の持株会社の『アーキペラゴ・ホールディングス』と合併。
その後、持株会社の『NYSEグループ』を設立。
『NYSEグループ』は『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』に上場します。
- 『2007〜』
『NYSEグループ』は、欧州で取引所を運営する『ユーロ・ネクスト』と合併します。
名前を『NYSE・ユーロ・ネクスト」と改め、規模、実力ともに世界最大の『現物株式市場』となります。
- 『2013〜2014』
『現物株』より『先物』などの『デリバティブ取引』の世界的な隆盛により、2013年には様々な『デリバティブ取引』の電子取引所を運営する『インターコンチネンタル取引所(ICE)』に買収され、現在に至ります。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』の重要性
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』の重要性を考える時、まず思い浮かぶのが過去にあった『ブラック・サーズデー(暗黒の木曜日/1929年)』や、『ブラック・マンデー(暗黒の月曜日/1987年)』、まだ記憶に新しいの『米国同時多発テロ(2001年)』による株価の大暴落や『世界金融危機(2008年)』など、アメリカを起点としたものばかりです。(※今回のコロナショックにおいてもニューヨーク証券取引所(NYSE)の暴落を発端に世界中の金融市場への波及が既に始まっております)
逆に言うとアメリカにおける株式市場が好景気に沸くと世界経済も安定するといった図式が現代では成り立ちます。
いかに『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』が世界経済の中心であり、重要なのかがお分かりになるでしょう。
補足ですが、『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』は、『東京証券取引所』とは違い、企業規模による市場指定は行っておりません。
また日本と同じ『オークション方式』を採用しているのですが、日本のような『ストップ高』及び『ストップ安』という仕組みや設定がない事を追記しておきます。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』の営業時間等
名称 | ビッグ・ボード(Big Board) |
---|---|
場所 | アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市 |
立会時間 | 9:30~16:00 (日本時間で23:30~翌朝6:00、サマータイム期間中は1時間早くなります) |
証券コード | シンボルコード(ティッカー)と呼ばれる各企業を表す1~3桁のアルファベットが『NYSE』内で用いられます。 |
株価指標 | ・ダウ工業株30種平均(NYSE以外の銘柄も含まれる)・NYSE Composite Index(NYSEの全上場企業から構成) |
2021年『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』の休日
1月1日(金) | 元旦 |
1月18日(月) | マーティンルーサー・キングデー |
2月15日(月) | プレジデントデー |
4月2日(金) | 聖金曜日 |
5月31日(月) | 戦没者追悼記念日 |
7月5日(月) | 独立記念日 |
9月6日(月) | レイバー・デー |
11月25日(木) | 感謝祭 |
12月24日(金) | クリスマス |
営業時短日
2021年度は下記の日程で取引時間が短縮となります。
- 2021年11月26日(金)
※上記日程では『ニューヨーク証券取引所』、『NASDAQ』での立会取引がアメリカ東部時間の午後1時(日本時間翌朝3時)、時間外取引は午後5時までとなります。ココで紹介する日程は変更される可能性がありますので、他の情報と併せてご確認ください。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』に上場する主な世界企業
- Caterpillar Inc./建機
- International Business Machines Corporation(IBM)/IT
- HP Inc./IT
- Ford Motor Company/自動車
- General Motors Corporation(GM)/自動車
- McDonald’s Corp./ハンバーガーチェーン
- The Travelers Companies/保険
- Bank of America Corporation/金融
- Goldman Sachs Group Inc./金融
- JPMorgan Chase & Co./金融
- Citigroup/金融
- Boeing Co./航空機
- Wal-Mart Stores, Inc./小売 他
- The Coca-Cola Company/飲料
- Johnson & Johnson Inc./ヘルスケア
- Exxon Mobil Corporation/石油
- Pfizer Inc./医薬品
- General Electric Company(GE)/コングロマリット
- Procter & Gamble Co.(P&G)/日用品
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』に上場する日本の企業
- 三井住友フィナンシャルグループ(SFMG)/銀行
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MTU)/銀行
- みずほフィナンシャルグループ(MFJ)/銀行
- 野村ホールディングス(NMR)/証券
- 本田技研工業(HMC)/輸送用機器(自動車)
- トヨタ自動車(TM)/輸送用機器(自動車)
- ソニー(SNE)/電気機器
- オリックス(IX)/その他金融
- LINE(LN)-キャノン(CAJ)/情報・通信
- キャノン(CAJ)/電気機器
マトメ
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』は、アメリカで最も歴史のある格調高い取引所の一つです。
取引所における伝統や、クオリティーの高さも世界一と言われるだけあり、審査基準も世界一厳しいと言われています。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』での上場は企業家たちの夢でもあり、また誇りでもあります。
『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』での上場企業には、先述した通りアメリカを代表する企業や、世界各国におけるフラッグシップ的存在でもあるグローバル企業など、錚々たる企業が名前を連ねているのが分かります。
また、『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』は、世界の証券取引所の中でも絶大な影響力と注目度があり、他のマーケットに比べ世界経済への影響は突出しており、『ニューヨーク証券取引所(NYSE)』における株価動向は、世界へ及ぼす影響は今では計り知れないものになっています。
【関連記事】