ポジポジ病を治すには

ポジポジ病を治すには本質を改善する事が重要

株・先物取引を約20年、FXは約10年と通算約30年の投資歴を有するプロトレーダーのジョーと申します。今回は『ポジポジ病』について、私の長い投資歴の中で培った対策や克服方法について解説します。

『ポジポジ病』は治る、治らないと意見は様々です。中には『強いメンタル』が必要だとか、昨今のSNS等でよく見聞きしますが、個人的にこういった話は全く根拠の無い話だと感じております。

そもそもトレードでの本質に問題が無ければ発症しないと先に断言しておきましょう。

トレードに本質(根拠)が無い限り、永遠に発症し続けます。

メンタルを鍛えたところで『ポジポジ病』が治る訳がないのです。

ポジポジ病とは

FXでトレードを行う際、根拠や意味も無く短時間に何度もポジション(複数ポジ含む)を持つ行為のことを言います。

また、『ポジポジ病』で良くありがちなのが『負けトレード』を行った際、その直後からのトレードで良く見受けられるのも『ポジポジ病』の特徴です。

トレードで負けた直後は頭に血が昇りやすくなり、冷静さを失い、負けた分を直ぐに取り返そうとします。

もちろんこういったトレードは、相場分析もおろさかにされてのトレードなので勝つことは困難です。


『ポジポジ病』発症パターン4例

どんな時にポジポジ病が発症するのか、過去の私の経験を踏まえマトメてみました。

  1. 負けたトレードで失った資金を早く回収したい
  2. 値ごろ感等で勝てると思い込み、ナンピンを重ねる
  3. 損切りを執行し、ここぞとばかりにドテン打ち
  4. チャートの動きに何か少しでも不安を感じたら損切り、そして直ぐ入る、この繰り返し行為

上記4点が『ポジポジ病』の主な発症原因だと私は考えます。

みなさんは心当たりがありますか。


1.負け越しているトレードで、早く資金を回収したい

この気持ち、痛いほど分ります・・・

でも少し落ち着いて下さい。

相場はあなたに合わせて都合よくは動いてはくれません。

あなたが得意とする手法があるのなら、その手法が効くチャンスが来るまで待つのです。

2日、3日・・いや1週間か10日かも分かりません。

それでも待つべきなのです。

FXではトレーダーが得意とする場面(根拠の持てるポイント)で取引される方が後に成功します。

FXは、根拠あるトレードを積み重ねる事に依り利益を得る事が出来るのです。

根拠無きトレードはギャンブルトレードと認識すべきです。

資金を取り返したいという気持ちは理解できますが、それなら尚更チャンスが巡ってくるまで待つべきなのです。

相場は決してあなたに合わせてはくれません、FXでは『待つ事』が『勝つ事』に繋がっていく事をココへ書き留めておきます。


2.勝てると思い込み、ナンピンを重ねる

『勝てると思い込み』というのが重要です。

自分のナンピン手法に根拠があり、トレードに自信があるならこれでOKだと私は考えます。

それでも負けたなら何処かに原因が必ずあるハズです。

こういった原因を放置し、疎かにするトレーダーが大変多いのですが、実は負けたトレードでの原因の追究こそがFXで勝てる要因が隠されているのです。

世間一般に、トレードにおいてナンピンはタブー視されています。

個人的な意見ですが、ナンピンはエントリーイグジットポイントが明確で、且つ損益計算がキチンとされている方ならナンピンを仕掛けてもOKだと思います。(但し初心者等、ナンピンに根拠が持てない方は絶対に行わないで下さい.)

この計算式など関係なく、値ごろ感等でナンピンされている方は只のギャンブルトレードになりますが・・


3.損切りを執行し、ここぞとばかりにドテン打ち

根拠を持ってトレードを行っている最中に何らかの分析ミスに気付き、一旦損切ってからのドテンなら全然OKでしょう。

私もこの手の凡ミスは良くします。

但しチャートの解析ミスなどではなく、損切りされて逆行勢力が強くなった感(値ごろ感等)だけでドテンするのは間違いです。

これも根拠に欠けるトレードと言っていいでしょう。


4.チャートの動きに不安を感じたら損切り、そして直ぐ入る、この繰り返し行為

このパターンは最悪です。

しかし初心者等のトレーダーに多いのが、このパターンなのです。

これを読む読者の方でいらっしゃるようでしたら、即トレードは控えた方が賢明です。

いくら根拠がうすい手法だと言っても、『チャートの動きに不安を感じたら直ぐ損切り』というのは既に手法とは言えません。

その先には退場しかありません。

先ずはトレードを一旦休み、一からFXの基礎勉強に勤しんだ方が良いでしょう。

ご心配されなくても、FXは深く勉強し、根拠ある手法が手に入ればお金は自ずとついてきます。

焦りは禁物です。


『ポジポジ病』への対処法

FX業界では著名な某トレーダーさんがSNS等を通じ情報を発信されています。

『ポジポジ病』を治すには強いメンタルを持って制すみたいな・・

本当にトレーダーなのかと個人的には思っています。

FXの本質を知る方なら間違ってもこのようなアドバイスはしないでしょう。

根拠ある手法を手にすればポジポジ病は発症しません。

メンタルを強くし、ポジポジ病を治すなんて100%有り得ません。

読者の方で、こういったメンタル強化に時間を割いているようなら根拠の持てる手法等の勉強に勤しむのが得策でしょう。

初心者等のみなさん、如何に『ポジポジ病』を発症させないかは、今後あなたが持ち合わせる手法次第です。

全ては『根拠』です。

FXの本質を捉えてくださいね。


『相場観』を養い本質を見つける

ポジポジ病を治す
木を見て森を見ず

 

上に示した図は、中・長期で上昇トレンド中のチャート図をイメージしたものです。FXで継続して勝てない方に多い典型的なトレード内容を解説します。

赤丸の中をご覧ください。強い抵抗値となるレジスタンスラインサポートラインの狭間で相場がもみ合っているのが分かります。(レンジ帯)

FXで勝てない方の多くがこの赤丸の中だけを切り取りトレードを行います。やれWトップだの三尊だのと・・上位足では上昇トレンドが継続中なのです。

そうです、始めから上抜けすることが分かっているのです。この上位足での分析で未だ継続中なのかどうか判断できるトレーダーが相場で唯一勝ち残ることができます。

『ポジポジ病』はこういった相場観を持ち合わせていないトレーダーの持病とも言えるでしょう。メンタルを鍛える時間があるなら、こういった相場観を少しでも養えるよう勉強に勤しんだ方が得策だと私は考えます。

木を見て森を見ずとはまさにこの事です。

トレードでの本質はココにあります。


まとめ

私はFXを始めた当初、全くと言っていいほど勝てない時期が長く続きました。

数年が経ち、徐々にスキルアップして今の継続して勝てるロジック(ハント・ダウン)を手にします。

今では、『ポジポジ病』と呼ばれる行為は皆無です。

何度も書きますが、トレードにおいて全ては『根拠(本質)』なのです。

この『根拠』を習得するには地道にコツコツとFXを勉強し、トレードに接する事で培える『相場観』を養う事がとても重要です。

これはトレーダーにとって長くキツイ道のりになる可能性があります。

これがFXの真実です。

追記:『ポジポジ病』が発症したと感じたら、直ぐにパソコン(スマホ)の画面(チャート)を落としてください。悔しいですが勇気を持って電源を落とすのです。そして一旦相場から離れる事を勧めます。散歩なんか良いですよ。私は今でもトレードで精神的に不安定さを少しでも感じたら直ぐに散歩へ出掛けます。空気感を変える事に依って短時間で冷静さを取り戻せます。それから客観的にチャートへも再度向き合うことができます。手間がらず、こういった空気感を変える、少しの時間が重要だと私は考えます。『ポジポジ病』を発症したなら一度試して下さい。

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