目次
相場観の身に付け方を学習する
『相場観』の英語表記:forecast for market tendency
『相場観』とは、相場と真摯に向き合う事で培われる感覚に近いものだとご理解ください。これは単に、相場が今後どの方向へと向かうかという事を肌感覚で察知する能力の事を意味します。
FXトレードで継続して勝つには2つの要因が必ず必要となります。一つは根拠あるロジック、もう一つが『相場観』です。
この『相場観』の養い方は人に依って様々です。今回は私(プロトレーダー・ジョー)が長く相場と向き合う事で培った『相場観』の養い方について解説します。
貴重な情報だと思うので、初心者やFXでなかなか勝てないと言う方は是非最後までご覧になって下さい。
学校で誰もが普通に教わった『予習・実践・復習』・・・
一見誰もが分かっているようで実践される事の少ないFXでの大切な勉強法です。
私がFXで継続して勝てるようになったのも、この当たり前の作業を繰り返したことによる積み重ねだと考えています。トレードで重要な『相場観』を身につけるには大切な要因です。
予習を行う
FXでは『シナリオ』を策定することが重要
トレード前に初心者からプロを問わず、それぞれのレベルに応じた各々の『シナリオ』を立てる事がトレードでは重要です。
実践を行う
トレード前に、『予習』で立てた『シナリオ』を使い、実際にトレードを行っていきます
復習をする
勝っても負けても、結果を自分なりに『検証』する事が重要
なぜ勝てたのか?なぜ負けたのか?・・・です。
私がブログ内でもよく書き留める事なのですが、この『復習』をおざなりにされている方が殆どだと思います。

『負けトレード』での検証作業は最重要項目
この『負けトレード』での検証作業を突き詰める方が、唯一相場で生き残れる方だと断言しておきましょう。
これは正しい答えを立証づけるという完璧を求めた作業ではありません。
あなたが初心者なら初心者なりの理由を模索しましょうという事です。
今は答えが分からないかも知れません、しかしこういった作業を初心者のうちから習慣付けると、トレード力が上がるに連れて負けた理由も自然と分かってきます。
自身を含め、私の周りでは、こういった『負けトレード』の『突き詰める』作業を繰り返し行える方が最終的に成功されています。
但し『負けトレード』を検証する事は容易ではありません。
メンタル的にもキツイ作業となります。
私も勝てない時期は本当に嫌な作業の一つでもありました。
しかし『相場観』を身につけるには、この項目も重要になります。諦めずに継続した検証を行う事が大切です。
FXは『面倒臭い検証』が最も重要
トレードで負けても『検証』をせず、『早く忘れて、また明日頑張れば良いさ!』みたいなノリの方を多くお見掛けします。
残念ながらこういった方達は、いつまで経っても伸びしろが無く、『同じ失敗』を日々繰り返す方達ばかりです。
傍から見ると、一見トレーダーとして『言い回しがカッコいい!』と思われる方もいらっしゃるようですが、私はこういった方で成功された方を未だ一人として見ておりません。
FXはそんなあまいものではないという事も書き留めておきます。
逆に『なんでこんな失敗をしたんだ!』という、悪く言うと負けトレードを長く引きずる『ウジウジタイプ』の方が遥かに伸びしろがあると私は考えます。
もちろん『負けた感情』だけを引きずるのはよくありません。あくまで負けたトレードの原因を知りたがる探求心が必要だと言う事です。
面倒くさい検証こそ『相場観』を身につけるには大切な要素だと理解して下さい。
嫌な『相場観』は検証すべし
皆さんは、トレードを行っている最中に『何やら嫌な動きだな・・』と感じる場面等はありませんか。実はこれも『相場観』なのです。私は今でも頻繁にあります。
こういった事をFX界隈では、『それは第六感からくるもの・・』等を理由に一括りに覆い被せる傾向がありますが、私はそういった考えを否定する派でもあります。
私はFXで勝てない時期が長くあり、前述した『負けた理由』をトレードノートへ日々書き綴っておりました。
初心者時代から書き留めたトレードノートは今では何十冊と保管してあります。
私は『嫌な相場観』を感じると、先ずこの『トレードノート』に直ぐ目を通し、同じ様な事象の有無をいつも調べ上げます。
するとどうでしょう。見事に同じ類のトレード内容で、負けたことが書き綴られているのです。
つまり『嫌な相場観』は『第六感』等ではなく、自分のアタマに刻まれたキズをカラダが覚え反応しているという事も多々あるのです。
今では『嫌な相場観』を少しでも感じれば、即行動(損切り等)へ移します。
この行動がどれだけの損失を防いできたかは言うまでもありません。
如何に『相場観』を身につける事が重要なのかが理解できた私の過去の話です。

『相場観』を培うには通貨ペアを減らす事の重要性
では最後に、『相場観』を培うには扱う通貨ペアの数を少なくする事の重要性について解説します。先に明記しますが、これは私独自の見解です。
前述したように、私は約30年という長い投資経験を有します。これは自慢でも何でもなく、この期間における投資経験で『相場観』が身に付いています。
昨今のFX業界では、初心者等に複数の通貨ペアで取引を推奨する様な傾向が伺えます。SNS界でも著名なトレーダーがスキャルピングで、こういった複数の通貨ペアを用いてトレードを行っているのも事実です。
こういったトレーダーが本当に稼いでいるのか私は甚だ疑問です。何故なら私の経験上、こういった複数通貨を用いてトレードで成功する確率は殆どないと思っているからです。
『通貨ペア』は恋人みたいなもの
他の記事にも書き留めた事があるのですが、私は小学生のころから野球に取り組んでいました。小・中・高と通算で約8年です。
私のポジションはキャッチャー(捕手)。この期間、バッテリーを組んだ投手は6人です。どの投手とも最初は息が合わず必ずと言って良いほど苦労するものです。
しかし付き合う月日と共に息も合い出し、最終的には『阿吽の呼吸』の仲になります。
『通貨ペア』との関係も他ではないと私は考えます。私が複数通貨を用い、トレードを行っていたなら未だに路頭に迷うトレーダーか、もしくは相場からの退場を余儀なくされていたと思います。
FXで正しい『相場観』を養いたいなら、通貨ペアを絞る事が非常に重要だと私は考えます。
扱う通貨ペアはなるべく少なくして(個人的には1ペアか2ペアが理想)、他の通貨はメイン通貨との相関を確認する程度に留めておくのがベストでしょう。
※この記事での『扱う通貨ペアの数を少なくする事の重要性について』はココまでにします。詳しい内容は『FXの極意』に記載するので興味ある方は是非ご覧ください。
マトメ
『予習』や『実践』、『復習』が如何にFXで大切なことなのか分かって頂けたでしょうか。この作業は一見単純そうに見えますが決して容易ではありません。
しかし、これを繰り返し行う事で正しい『相場観』も自然と身に付いてきます。あとは実践(リアルトレード)を繰り返すことで肌感覚に近い『相場観』を手にする事が出来るでしょう。
因みに私は、肌感覚に近い『相場観』を実感したのがトレードを始めて約3年前後です。周りで成功されたトレーダー達も口を揃えて言うのが約3年から5年です。
但し単純に日々のトレードを行うだけでは『相場観』は付かない事も書き加えておきます。人一倍努力し、相場と真摯に向き合った方にしか正しい『相場観』は培えないと私は考えます。
如何にFXが短期間で稼げるような投機で無いことが、『相場観』を習得する期間からも窺い知ることが出来ると思います。
あと私は、今も初心者時代から変わらず『トレードノート』を日々書き留めています。
この『トレードノート』のお陰で、どれだけ優位性ある取引が行えたことか言うまでも有りません。
初心者の方で未だ『トレードノート』を作成されていない方は今からでも遅くありません。日々のトレード内容を『トレードノート』に是非書き留めて下さい。
『負けトレード』に関する内容は、特に突き詰めて書き綴るよう強く勧めます。
【価値あるロジックの提供を始めます】
『FXは難しい、勝てる訳がない』と諦めていませんか?
FXはその場を切り取ったトレードをしても残念ながら勝てません。
本質は全く違う所にあります。
投資歴30年でようやく構築した独自のロジックを、『FXの極意(ハント・ダウン)』に全てを記述し、公開する事にしました。
過去には私自身も『FXは絶対に勝てない』と諦めた一人ですが、現在このロジックを使用し、夢を一つ、また一つと実現しております。
『FXの極意(ハント・ダウン)』では、FXの本質を惜しみなく公開していきます。
あとはあなたのやる気次第です。
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