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【終値とは】読み方は『おわりね』
『終値』は『おわりね』と読みます。
『終値』とは、1日の相場取引で最終に付く値段(価格)の事を言います。
分かりやすく言うと『大引け』に付いた値段の事です。
しかし、一度は値段がついたものの、その後『買い気配』、『売り気配』のまま値段がつかなかった場合、『大引け』での値段は存在しませんが、その場合『終値』はその日の最後に付いた(約定した)値段(価格)となります。
『終値』には、午前、午後とありますが、『〇日の終値』という場合は、午後の『終値』の事を言います。
『終値』は、『四本値』の中の一つで『分』、『時間』、『日』、『週』、『月』、『年』である一定の期間において最後に取引された値段(価格)のことを指します。
また『終値』は、同義語で『引値』とも呼ばれています。
FXを含む広義での『終値』とは、ある対象期間での最後の値段(価格)の事を指します。
FXでは主に『月足』、『週足』、『日足』、『4時間足』、『1時間足』、『15分足』、『5分足』がメインで表示され、個々に『終値』が記録されています。
『四本値(読み方:よんほんね)』とは
『四本値』とは、相場において、ある一定の期間(時間)を区切り、『四本値』と言われる個々の値段(価格)を示したものです。
相場の値動きを示す時に使用される下記内容の4つの値段(価格)の事を指します。
- 『始値』
- 『終値』
- 『高値』
- 『安値』
『始値(はじまりね)』とは
『始値』とは、ある期間で最初についた値段(価格)の事をいいます。期間が1日の場合は、『始値』は『寄付(よりつき)』とも呼ばれています。
※『寄付』と『大引け』の間に行われる取引を『ザラバ』と言います。
『高値(たかね)』とは
『高値』とは、ある一定の期間の中でついた一番高い値段(価格)の事を言います。
期間は分から時間、1日、1週間、1カ月、1年などの単位や、株式では上場してからの全期間など、様々なカタチの期間で用いられます。
『高値』に対し、期間で一番安い値段のことを『安値』といいます。
『安値(やすね)』とは
前述したように『安値』とは、ある一定期間の中で一番安い値段のことを言います。
期間は分から時間、1日、1週間、1カ月、1年などの単位や、株式では上場してからの全期間など、様々なカタチの期間で用いられます。
『終値(おわりね)』とは
『終値』とは、その日(または各時間軸)の最後に付いた値段(価格)となります。
『四本値』を示す『ロウソク足』
『四本値』における値段(価格)を基に、マトメあげた代表的なものが皆さんが良く知る『ローソク足』です。
主に使われる各時間軸を下記に示します。
- 分足:1分・5分・10分・15分・30分
- 時間足:1時間・2時間・4時間・8時間
- 日足:1日
- 週足:1週間
- 月足:1ヶ月
- 年足:1年
ロウソク足チャートにおける『四本値』
『終値』の重要性
相場での取引で最も重要視されているのが『終値』です。
皆さんが見るニュースや経済情報でも日々『終値』が公表されています。
如何に為替世界で『終値』が重要なのかが分かると思います。
前述した四本値(始値・終値・高値・安値)の中でも『終値』が一番重要視され、全てにおける投資判断は、この『終値』と言っても過言ではないでしょう。
日足レベルで例えるなら、相場でのザラバは、短期(スキャルピング含む)の投機筋をも巻き込んだ取引となり、参加する様々な投資家の思惑を表しながら『終値』を迎えます。
『始値(寄付)』と『終値(引値)』は、その日の時間の両端(開始と終了)を示し、『高値』と『安値』は実際に値が動いた価格の両端を示しています。
今日の『終値』は明日の『出発地点』になり、現在に一番近い過去が『終値』であるという重要性が含まれています。
また、その日の相場の決着地点が『終値』というカタチで示され、ザラバを含めた取引時間内でつくられた値段(価格)の中で、最終的にマーケット参加者全員が納得した価格が『終値』だということです。
もちろんこれは日足に限った話ではなく、下位足である分足から時間足、上位足である週足や月、年足と全てに言える事です。
FXで使うテクニカル分析でも、その指標の殆どが『終値』で形成されているのはこの為です。