【機関投資家とは】わかりやすく解説

機関投資家とは

為替相場を実際に動かすキーマンは『ヘッジファンド』に限ったことではありません。

いわゆる『機関投資家』と称される方達を含めた投機筋がマーケットを実際に動かしています。

わたしたち個人トレーダーの敵だと言っても過言ではないでしょう。

また、トレーダーなら敵の実態を知ることも重要です。

今回は『リアルマネー』と『カレンシー・オーバーレイ』、あと世界各国における『中央銀行』の実態について分かりやすく解説します。


『リアルマネー』とは

『リアルマネー』とは、マーケットにおける『年金基金』や『投資信託』等の運用主体の資金の事を指します。

手法としては『ローリスク・ローリターン』及び『ミドルリスク・ミドルリターン』を得意とする保守的な運用方法です。

つまり『ヘッジファンド』は大きなリスクを取り、大きなリターンを狙いますが、この『リアルマネー』は『安定型』運用法を得意とする機関投資家だと思って下さい。

バブル経済が崩壊した以降、日本の機関投資家は極めて慎重な運用法を用いるようになった経緯があります。

コレに比べ海外の機関投資家は『インデックス』をベースに運用はしているものの、独自の判断で時には大きなリスクを取りに行くこともあります。

 


『カレンシー・オーバーレイ』とは

名前すら聞いたこのないトレーダーも多いんじゃないでしょうか。

実はあの有名な『パレート・パートナーズ』、『バークレイズ』、『ブリッジ・ウォーター』等もこの『カレンシー・オーバーレイ』に属します。

債券や株式運用をメインとしている投資家は、『為替相場』は特殊且つ複雑で良く理解できないという方が多い現状があります。

そこで『為替リスク』だけを切り離し、『為替専門家』がアウトソーシングするというのが『カレンシー・オーバーレイ』の考え方です。

彼らは多くの機関投資家や、輸出入業者の『為替リスク』をマトメて面倒を見るというスタイルに徹します。

こういったクライアントの背景もあり、『カレンシー・オーバーレイ』は莫大な資金量を運用することが出来る相場のキーマンでもあるのです。

※日本では『年金基金』の一部が『カレンシー・オーバーレイ』に運用を託しています。

 


『中央銀行』とは

忘れてならないのが各国の『中央銀行』の存在です。

わたしたち日本人投資家は、『中央銀行』に対し『お堅い』イメージを持っています。

『お金の番人』と言われるような堅いイメージです。

これはマーケットの安定化を図る、景気維持のための金融政策を担う『中央銀行』に対するイメージから来るものでしょう。

しかし世界中の『中央銀行』が全てこのイメージに当てはまるかと言うと、実はそうでもないのです。

先進国における『中央銀行』は、その殆どが『日銀』に近いものがあるのですが、先進国以外の『中央銀行』では、いわゆる『金儲け』に特化しているという『中央銀行』も実はあるのです。

マレーシアやシンガポールといった『中央銀行』も、かつてはこういった動きをとっていました。

 


『中東マネー』とは

『中東マネー(オイルマネー)』という言葉は、皆さんもお聞きになると思います。

これは中東における『中央銀行』の資金量の事を言います。

1995年にあった超円高(1ドル/79円75銭)は、サウジアラビアの『中央銀行』を始めとする『中東マネー』が仕掛けたとも言われています。

 

余談ですが、東アジアや東南アジア、中東を加えた東欧の『中央銀行』は、民間の銀行からトレーダーのヘッドハンティングも行っています。

また、こういった世界における一部の『中央銀行』が、一投機家としてマーケット参入している事実を知っておいて損はないでしょう。

 

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