トレードノートの『テンプレート』はシンプルに
皆さんは『トレードノート』を書いていますか?
『トレードノート』とは簡単に説明すると、株やFXの取引履歴を総括し、それに付随する事柄をマトメ上げたノート(日記)の事を言います。
記載する取引履歴に付加し、売買時における手法等のメリット&デメリット、また勝敗の原因とされる、あなたなりの理由を記述する事により、書き留めた内容を将来的にトレードへ活かす事が目的とされています。
どうも初めまして。トレーダーのジョーと申します。
FX歴10年、それ以前は株と先物を約20年、通算で約30年の投資歴を有するトレーダーです。
そんな私は『トレードノート』を今でもシッカリと書き留めています。
長く書き続けている事で今では習慣化され、書かないと不安にもなる今日この頃でもあります。
私がFXで稼げるようになったのも、この『トレードノート』があったからと言っても過言ではないでしょう。
そこで皆さんに私からの提案です。
『トレードノート』は書くべきです。
FXで勝ち残りたいなら『絶対に書いた方が良い』と投資歴30年以上の私が断言しておきましょう。
特にFX初心者さんは、『トレードノート』を毎トレード時に書くよう推奨します。
トレード中に感じた事、分からない事、最初はどんな小さな事柄でも良いから書き出して下さい。
これを上積みする事で、近い将来あなた独自の『トレードノート』のテンプレートが完成するでしょう。
書き続ける事により、あなたの『トレードノート』に必要な項目、また不必要な項目までもが見えて来ます。
最初から『トレードノート』の『テンプレート』の中身に凝る必要性は全くありません。
『トレードノート』を書くタイミング
トレーダーの多くが全取引終了後に『トレードノート』を書き出しているみたいですね。
私の場合はルーティンで、その日の朝に『経済指標(要人発言含む)』をチェックし(週単位でもチェックしています)、また経済ニュースもチェックしつつ、その日のトレードプランを先ずイメージします。
この時点で分かりうる範囲(重要な経済指標等の名称or公表時間)は直ぐ『トレードノート』に書き留めています。
書き留める事により、重要な『指標』の公表前(※私の場合アラートを設定)に余裕を持ったポジション整理も出来たりするからです。
後はリアルトレードと平行して、その都度『気づき』を書き留めていくといったやり方です。
年齢もあって物覚えも余り良くないので、このやり方で書き留めていますが、幾度も『トレードノート』へ目を向ける事で『相場』の流れも自然と頭に入って来ます。
こういった一連の流れもあり、1日の総括時に書き留める時間を短縮できるのが大きなメリットだと感じています。
複雑な『テンプレート』は必要なし
『トレードノート』を始めた当初は、各項目を事細かく長い文書で書いていましたが、これはおススメしません。
約30年間、『トレードノート』を書き綴って分かった事は、内容を如何にシンプルに書き留めるかが重要だと言う事です。
これからあなたが『勝ちトレーダー』を目指すなら、『トレードノート』に記する内容を度々検証する事が必要となります。
書いた内容を『どれだけに簡潔に』把握できるかが重要です。
あなただけのシンプルなオリジナルファイリングが完成すれば、『トレードノート』はきっと未来の宝物になります。
FXで勝てるヒントや答えがたくさん詰まった、あなただけの虎の巻です。
『チャート』を見出しにすると便利
私の場合トレード終了後、チャートを縮小コピーし、その日の『トレードノート』の見出として張り付けています。
スケッチでも構いませんが出来ればチャートそのものがお勧めです。
私の場合はトレードノートがA4サイズという事もあり、貼り付け面積を余り大きく取りたくないという理由もあって縮小して貼り付けています。
あなたが『デイトレーダー』なら、張り付けるチャートの時間足は『15分足』を推奨します。
もちろん他の足でも構わないのですが、1日の流れを分かりやすく可視化するなら『15分足』が最良でしょう。
またチャートを張る付ける理由ですが、プライスアクションを含めフォーメイションを丸で囲んだり、気になった値動き等をチャートへ直接書き入れる事が出来るからです。
そうすれば検証時に使い勝手も良くなります。
『トレードノート』は2Pでマトメる
私が『トレードノート』に書き入れる項目は5つです。
前述したように、使用する『トレードノート』の大きさがA4サイズという事もあり、1日のトレードで使用するページ数は2ページです。
もちろん重要な『気づき』があれば、その日のページ数が増える事も多々ありますが、後で検証する使い勝って等を考慮すれば基本は2ページ程度でまとめ上げるのがベストだと思います。
プロトレーダーがお勧めする『テンプレート』の内容
私が書く『トレードノート』は、項目を大きく5つに分けています。
良かったら参考にして下さい。
1.トレード日時・通貨ペア名
特別な説明は必要ないと思うのですが、そのまま書いてもらえば良い内容です。
検証時に日時や曜日を知る事で、週や月のどのあたり(週初め・週末・月初・月末等)の取引で動きがどうだったのかを早く知ることが出来ます。
また日時や曜日を知る事で市場の癖を知ったりする事も出来るでしょう。
トレード当日に『経済指標等(要人発言含む)』があるなら、前述した通り『指標名』と『公表時間』を先に『トレードノート』へ書き込んでおく事が大切です。
数ある『経済指標』の中で、どういった『指標』が重要なのか否かを『値動き』を通して覚える事が出来ると思います。
最後に『ボラティリティ』も書いておきましょう。
あなたが初心者なら最初は『ボラティリティ』の分別もつかないと思いますが、あなたが感じた『相場』の動きを思ったままに書き留めるようにして下さい。
要は『相場』が大きく動いたか否かです。(※私の場合、その日の相場の動きを大・中・小に区分けし詳細を別で書き留めています)
また動いた時間等を記述する事で、前述した『ファンダメンタルズ』等の影響で動いた否かも後から検証出来ます。
書き留めた内容が、そのまま『相場観』を養う事にも繋がるので根気よく書き留めていく事が重要です。
2.リスクリワード・獲得pips
『リスクリワード』については、一プロトレーダーとして独自の考え方を別記事にマトメておりますので参考程度に見て下さい。(※ココをクリック!)
『獲得pips』に関しては自己満足の世界でもあるので、いちいち書くのが面倒くさいと言う人は特に明記する必要性はないでしょう。(※pips自動計算機はココをクリック!)
但し私の考えとして『獲得pips』は、トレード根拠の強さによって上積みされると思っているので、『トレードノート』を始めた当初から私は書き留めています。
あと『獲得金額』は明記する必要性はないと思います。
『獲得金額』は単にレバレッジやロットを調整する事で増減でき、トレード内容には直接関わるものでないと考えます。
初心者のうちは『獲得金額』が気になりますが、勝てる手法を身に付ければ収支は右型上がりになるので心配いりません。
下手に書くとココばかり目が行くので書き留めない方が得策だと私は考えます。
3.エントリー&イグジッドポイントの根拠
4.勝敗の理由
これは『負けたトレード』を深堀し、原因を突き詰める作業の事を指します。
『負けたトレード』に潜む主な要因
『負けたトレード』に潜む主な要因として、確実性と再現性の低い手法等を使った事が挙げられます。
『確実性&再現性』の高い手法とは
では最後の項目です。
この項目も重要且つ将来的に役に立つ情報となります。
どんな些細な事でも良いので必ず書き留めておきましょう。
勝てないトレーダーに良くありがちなのが、『同じ失敗』を何度も繰り返す行為です。
こういった事案があれば『反省点』として書き留めておくのが大切です。
負けた理由が、その時点で分からずとも、書き留める事で同じ様な事象に遭遇すれば『回避』する事も出来ます。
またトレード中に新たな『気づき』を発見する事が度々あると思いますが、こういった『気づき』は、どんな小さな事でも書き留めるようにして下さい。
中には他のトレーダーも気が付かない重要な『気づき』もあったりするものです。
小さな『気づき』を多く持てば、いずれ『大きなチカラ』となります。
また『反省点』や『トレードに活かせる内容』が仮に無くても(書けなくても)、これを考えること自体がポジティブであり、トレードに必要な問題意識を持つという事に繋がります。
分析を制した者は成功を掴む
自身を含め、私の周りの『継続して勝つトレーダー』は、負けた原因を追究されてきた方達ばかりです。
『負けたトレード』における『初心者』が行う分析方法
まとめ