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『リスクリワードレシオ』とは
どうも初めまして、プロトレーダーのジョーと申します。株・先物取引を約20年、FXを約10年、通算約30年の投資歴を有する者です。
専業なら月間〇〇〇pipsを目標設定にすべきだとか、100pipsを目安にトレードしましょうだとか巷のFX情報サイトでよく見聞きします。
FXはこういったpips獲得の目標値も資金管理の中では重要な項目となります。
資金管理の1つに『リスクリワードレシオ』というものがあります。
今回はこの『リスクリワードレシオ』と『勝率』の関係について解説します。
『損小利大』と『損大利小』の定義
『リスクリワードレシオ』とは利確の幅と損切りの幅とのバランスを意味します。
平均獲得pips÷平均損失pips、または、平均利益÷平均損失で計算するので、その値が『1』を境に『1未満』であれば『損大利小』となり、また『1』より大きければ『損小利大』という事になります。
『リスクリワードレシオ』と『勝率』との関係
『勝率が高い手法』は獲得できるpipsは少なく、『勝率が低い手法』というのは獲得できるpipsが多くなるという傾向があります。
簡単に言うと『リスクリワードレシオ』が高くなると『勝率』は下がり、『リスクリワードレシオ』が低くなる場合は『勝率』は上がるという事です。
つまり、この二つは反比例しています。
こういった根拠もあり、余程抜きに出たトレーダーでない限り『高勝率・高利益』といったトレードを行うのは難しい現実があるのです。
『リスクリワードレシオ』の見方
『リスクリワードレシオ』が低い場合は勝率が高くなければ利益を出すことができなく、『リスクリワードレシオ』が高い場合は勝率が低くても良いということになります。
違う角度から見ると、『勝率』が高いからといって良いトレードを行っているということとは一概では言えないという事です。
例えば、毎トレード10pipsを取りにいくトレードを行い、仮に勝率が9割であったとしても、一回の損失が100pipsであれば損益はマイナスになってしまいます。
マトメ
あなたのトレードにおける手法の勝率が低ければ、トレードの連敗により資金をショートさせる可能性が高くなる為、リスクをとりに行くことは困難になります。
またコレとは逆に勝率が高ければ、ある程度リスクをとらないと資金が増えないということになります。
こういった事を踏まえ、あなた自身の勝率がもし分かっているのであれば、『リスクリワード』をコントロールする為、利確目標の幅や損切り幅のバランスを取るとことが如何に重要な事か分かって頂けると思います。
トレードにおけるボラティリティの濃度は常時相場環境によって異なります。
これにより狙える幅も変わってくるという事です。
如何にトレードでは損切り幅に合わせ、ポジションサイズも変えていくことが重要だという事がわかってもらえたでしょうか。
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