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FXの『オーバーナイト取引』とは
私はデイトレードを中心に取引を行うトレーダーのジョーと申します。
デイトレードは、為替用語でいう日計り取引(デイトレード)の事です。
では皆さんは『オーバーナイト取引』という言葉はご存知でしょうか。
『デイトレード』と『オーバーナイト取引』の違い
- デイトレード:その日のうちに取引を完結することを言う。
- オーバーナイト取引:取引を開始した翌日以降に完結決済する取引の事を言う。
一般では『デイトレード』と『オーバーナイト取引』の違いは上記内容にて明確に線引きされています。
『オーバーナイト取引』のメリット
- 兼業トレーダーの方は、仕事が終わってから取引できる時間帯である事
- 深夜、早朝と取引を跨ぐ為、基本はポジションを放置する楽なトレーディングスタイル
- ボラティリティのある『ロンドン市場』と『NY市場』がメインの時間帯
- ボラティリティがあるため短時間で勝負がつきやすい
- ボラティリティがあるので大きく稼ぎやすい
- 通貨ペアによってはスワップがつく
『オーバーナイト取引』のデメリット
- 夜間の取引がメインなので兼業の方は体調を崩しやすい
- 翌日にポジションを持ち越す為、『NY市場』のクローズ以降にでるギャップに巻き込まれやすい
- 深夜、早朝と取引を跨ぐ為、常時チャートを監視する事が難しく、不意な相場の動きに対応しにくい
- ボラティリティがあるので大きく損失を出す可能性が有る
- 通貨ペアによってはスワップがマイナスになる
※『東京時間』に比べ『ロンドン市場』や『NY時間』は流動資金も多く方向性も掴みやすいマーケットと言えるでしょう。しかし一般には『東京時間』に比べると相場の変動率が極端に激しく動きにスピードがある為、初心者等には適さない環境だと言われています。
『オーバーナイト取引』に関する注意事項
- 日をまたぐトレードになるのでロールオーバーとなります。扱い通貨のスワップ確認(±要確認)を必ず行いましょう。
- 基本は放置トレードになるので逆指値(ストップロス)の徹底。(スリッページによるリスクも伴います。マーケット閑散期、年末年始等はノートレードを推奨)
- 変動値が大きいので就寝中不安だと言う方はロットを少なくしましょう。(ある程度勝てる手法をお持ちなら変動値が大きい分、利益も大きく取れます)
- 日々、オーバーナイトに持ち越すかどうか一旦ポジションを整理し、含み損のポジションは決済し(見込みがあるなら持ち越し)、含み益のポジションのみを持ち越すのがベターです。
※含み損(評価損)のポジションで勝てる根拠が無ければカットを行い、あまり自信のない手法でトレードされているなら持ち越す(オーバーナイト)のを評価益のあるポジションだけにすると良いでしょう。