【逆指値とは 】意味をわかりやすく解説

『逆指値注文』とは

英語表記:counter-bid(カウンタービッド)

『逆指値注文』の意味は、通常注文の『指値注文』と同様、FXでは基本となる注文方法の一つです。

『逆指値注文』とは、指定したレートより上がれば『買う』、指定したレートより下がれば『売る』といった注文方法になります。

『指値注文』と同様、『逆指値注文』も売買したいポイント(レート)を予め設定する事のできる注文方法になります。

 


『指値注文』と『逆指値注文』の違い

『指値注文』と『逆指値注文』の違いですが、『指値注文』は現在のレートよりも有利なレートで売買が行える注文方法なのですが、これとは逆に『逆指値注文』は、現在のレートよりも不利なレートで売買を行う注文方法となります。

わかりやすく言うと、『指値注文』は利益を確定させる注文方法ですが、『逆指値注文』は損失を確定させる注文方法となります。

また『逆指値注文』の使い方として、『損切り(ストップロス注文)』を執行する手段として用いられるのが主な目的です。


『逆指値注文』のメリット

損失を限定する事ができる

『逆指値注文』の最大メリットは、損失を限定させることが出来る事です。

例えば、『逆指値注文』を設定せずに取引を行ったとします。思惑方向とは逆方向にレートが傾き損失が生じたとします。

いつかレートが戻るだろうという安易な気持ちで取引を継続し、結局は損失を大きく抱えて取引を終えます。

人間というものは目先の利益は直ぐ確定するのですが、損失に関しては直ぐに確定できない生き物です。(※プロスペクト理論です。トレーダーは必須の習得すべき理論)

こう書けば、『私は大丈夫です!』と聞こえて来そうなのですが、FX歴10年の私が知る初心者の方等は、ほぼこうなる運命にあります・・w

こういった損失を、雪だるま式に増やす事のないよう『逆指値注文』は設定すべきだと私は考えております。

ファンダメンタルズ等での大きな動きに対処できる

為替相場』では、ファンダメンタルズ要因等で相場が大きく動く時があります。

前もって情報が取れる『経済指標』や『要人発言』等なら、その時間は取引を控える等の手段を講じる事も可能なのですが、例えば有事(戦争)や天変地異(大地震)、投機筋の莫大な資金による売買等があれば予告なしに為替レートは大きく動きます。

こういった不意な為替レートの動きにも対処できる注文方法でもあるので、保険という意味合いでも『逆指値注文』を設定する事を推奨します。(※不意を突く為替レートの動きに逆指値注文が全て効く訳ではありません。約定レートが滑る事も多々あるので注意が必要です。)


『逆指値注文』のデメリット

  • 初心者等は使いづらい
  • 注文が滑る
  • 臨機応変に発注できない
初心者等は使いづらい

『逆指値注文』は、『指値注文』と同様に設定するポイントが非常に重要となります。

初心者等の方で、この『逆指値注文』でよく見受けられるシーンがあるのですが、あと数ピップス、前後に設定値をズラしていたら『損切り』に合わなかった等です。

ある程度、勝てる手法をお持ちのトレーダーなら設定値も容易に決める事ができるのですが、初心者等の方はFXでの経験や知識に乏しく、最初は設定値を決める事は少々難しいかも知れません。

注文が滑る

上に記したメリットでも少し書き留めていますが、相場の動きが荒い時、大きく相場が動いている時は『逆指値注文』を置いた(設定した)ポイントに達しても約定しないことがあります。

臨機応変に発注できない

例えば、チャート画面を見ていて取引できそうな場面があったとします。

成行注文』では、現在のレートをクリック一つで約定しますが、『逆指値注文』ではこうはいきません。

『逆指値注文』を出すポイントを考えたり、設定値を入力する手間があったりと臨機応変には対応しづらい注文方法でもあります。


絵で見る『逆指値』

逆指値とは、意味
逆指値イメージ図

上の参照図は『逆指値注文』をイメージしたものです。現在レートから上昇すると考え、100円で新規『買い』の注文を『指値注文』で設定し、『逆指値(ストップロス)』を99円で設定したと想定します。買った以降、少しは思惑方向に向かいましたが途中から下落へ転じ、結局は99円に設置した『逆指値』に掛かり注文が成立したという流れになります。

参照図を見て分かるように、『指値注文』が現在のレートより有利なレートで注文するのに対し、『逆指値注文』は現在のレートより不利なレートで注文を出しているのが分かります。

しかしこれは、現在レートより不利なレートで注文することで、損失を予め限定したり、また利益を確保したりすることが可能となる注文方法なので、ある意味トレーダーを守る注文方法だと覚えておきましょう。


『逆指値』の重要性

みなさんはトレード時に『逆指値』は設定されていますか。

私からの提案ですが、未だ『継続して勝てる手法』をお持ちでない初心者等は必ず『逆指値』を設定して下さい。

良くありがちなのは、考えて『エントリー』したにも関わらず、レートがその後『逆行』し、ズルズルと損失だけが拡大するといったトレードです。

仮にこういった『トレード』でも、レートが戻るという強い根拠が持てるなら話は別です。

でも、もしそうで無いなら直ちに『損切り』を執行すべきです。

『損切り』を執行後にレートが戻ってきても、根拠が持てなければそれはタラレバ以外何物でもありません。

本ブログでは再三書き留めていますが、『根拠』なきトレードは只の『ギャンブルトレード』にしかならない事を肝に銘じて下さい。

あなたが『ギャンブル』でFXをする方なら別ですが・・・

レートの逆行に耐える、『根拠』のないトレードなら潔く『損切り』を行うのがベストだと私は考えます。


『パレートの法則』

パレートの法則』は皆さんご存知でしょうか。

私は投資や投機を行う際には必ず『パレートの法則』を重要視します。アタマの隅に置き意識をするようにしています。

初心者の方は特にそうだと思うのですが、相場においてトレードで継続して勝つことは困難なことです。

大きく勝つことは尚更困難だと思います。

トータルで勝つには一体どうしたら良いのか、みなさんも一度は考えた事があるでしょう。

先述した『パレートの法則』ではマーケットにおいても投資家の8割の損得が20%のトレードに起因すると言われています。

簡単に説明すると、10回のトレードのうち2回の大きな勝ち負けがあり、それがトータルでの勝敗を決めるというものです。

この部分だけを切り取って言うと、『トレードでは勝つことだけではなく負けないこと(大負けしない)が重要』だという事が分かります。

つまりは『2回大きく勝つこと』も重要なのですが、『2回大負けしないこと』もトレードでは重要な要素となってきます。

普段はそこそこ勝っているトレーダーでも、トータルで負けているトレーダーは大半がこういったトレードを行っている方たちです。

私もご多分に漏れず長く勝てない時期はそうでした。

これを『意識』し、トレードを行うだけで私は劇的にトータルでの勝ちを掴みとった経験があります。

あなたが未だに『逆指値』を導入されていないのであれば、直ちに『逆指値』を導入すべきなのです。

思惑がハズれ、レートが逆行するなら『逆指値』で自動でカットされます。トレードではこういった事務的な作業(感情移入をしない事が重要)がトータルで勝つには必要な事なのです。

また『逆指値』に掛かった後は、そのトレードを必ず見直して下さい。

『逆指値』に掛かった原因を追究することが、あなたのトレード力を大きく伸ばす要因となります。

『逆指値』を設定する事で大きな損を免れたトレードが必ず後から確認できます。

最初は『逆指値』にレートが掛かり、嫌な気持ちに誰もがなるものです。

しかしそれは『損失』を広げた訳ではないのです。

『損失』を最小限に留める事ができたという事を理解しましょう。


マトメ

トレードを行う前に『エントリーポイント』と『イグジットポイント』を明確にした『トレードプラン』の作成の重要性は別記事にも書き留めています。

『トレードプラン』には必ず『逆指値』もセットで入れる事を勧めます。

『パレートの法則』はトレードに欠かす事のない重要なヒントを私たちに与えてくれています。

『継続して勝てるトレーダー』を目指すなら、トータルで勝つ重要性は知っておくべき内容です。

トータルで勝ちたいなら『逆指値』取り入れトレードを行いましょう。

【関連記事】

TOPページへ