『窓空けとは』わかりやすく解説

『窓空け』とは

  • 英語表記(相場用語):GAP(ギャップ)
  • 意味:すきま、裂け目、みぞ、へだたり

『窓空け』を簡単に説明すると、ローソク足における前日の『終値』と、当日の『始値』との間に生じる空間(隙間)の事を言います。

『窓空け』とは為替用語で『ギャップ』とも呼ばれ、現値レートより上に『窓空け』が起こる事象を『ギャップアップ』と言い、現値レートより下に『窓空け』が起こる事象を『ギャップダウン』と言います。


『窓空け』トレードは正義!?

相場の取引でよく使われる『窓空け』トレードですが、稼げると言わんばかり挙ってトレードを行う場面を見掛けるのですが、プロトレーダーでもある私の目線では只の『ギャンブルトレード』にしか見えません。今回はこの『窓空けトレード』について深く解説していきます。


『窓空け』が起こる要因

株式で説明すると、例えば前日の終値が1.000円だったとします。

その後マーケットがクローズし、ファンダメンタルズを含めた何かの要因で買い注文が殺到し、翌営業日の『始値』が1.500円から取引されるといった感じです。

この時にチャート上では空間(窓空け)が生じる事になる訳です。

当日の『始値』が前日の『終値』を大幅に上回った結果、『窓空け』がつくられるという事です。

株式市場では取引時間が限定されるため、週明け月曜の朝に大きな『窓空け』をつくる場合があるのですが、これに比べFX取引は『インターバンク市場(24H稼働)』を介し取引を行うので、株式市場に比べ乖離率は低いとされています。


窓空けとは
早朝に起こったドル円でのギャップ

 

『窓空け』には注意が必要

初心者の方等含め、週末にロールオーバーされる方をよく見かけます。

『窓空け』は、ヘッジファンドを含めた投機筋が日本時間の早朝に大量の資金を持って売買を仕掛ける時があり、FXでも大きな『窓空け』をつくる時もあるのでロールオーバーされる方は注意が必要となります。

また初心者等の方で、もしロールオーバーされるのでしたら最低限ファンダメンタルズや、他の好悪材料がマーケットに出てくる可能性はないのかを一通り調べる事が大切です。

突発的なファンダメンタルズ要因などは事前に対処もできませんのでロールオーバー時には最低限のリスクが伴います。

基本、週末には決済を掛ける事を推奨しますが、どうしてもロールオーバーされる時があるなら最低でも逆指値(ストップロス)を置くように習慣づけましょう。

もちろん滑る(スリッページ)こともありますが、大切な資金を守るには最低限の事だと私は考えます。


『窓空けトレード』とは

先述した内容で『窓空け』は生じます。

一般に『窓空け』が生じた場合、その『窓空け』を埋めに相場は動くとされています。

こういった間違った情報が一般に出回り、またそれを煽るかのように情報発信者が話を広げ、初心者等まだ相場経験の少ない方までこの『窓空けトレード』を行っている実情があります。


『窓空けトレード』の根拠はない

私のFXでの経歴は約10年ですが、それ以前の株式を入れると相場経験は30年以上です。

この期間で自身のロジック(ハントダウン)を構築し取引を行っています。

私の使うロジックは、中・長期で方向性を確認し、中・短期で細分化してレートを追い詰めるといったやり方です。

わかりやすく言うと、大きな流れの中で細かい動きを見ていくと言った感じです。

この『窓空け』も他ではありません。

大きな流れの中の一場面だということです。

世に出回る他の一般手法に関しても同じ事が言えるのですが、多くのトレーダーは相場における、こういった一場面だけを切り取ってトレードを行います。

相場の大きな動きは既に決まっているので、こういった『窓空けトレード』というのは私からすると根拠のないギャンブルトレードだという事です。

この『窓空けトレード』を信じ、大きな損失を抱え失敗された方は読者を含め星の数だけいるんじゃないでしょうか。

私が本ブログサイトでよく使う言葉ですが、『木を見て森を見ず』はまさにこの事を指します。

トレードの本質は『窓空け』ではないと書き留めて最後にします。。

初心者等の方は特に『窓空けトレード』を行う際には注意が必要です。

もちろんトレードするにあたり、『窓空け』以外の根拠があれば別ですが・・


【関連記事】

  • 【FXでのロールオーバー】意味をわかりやすく解説

TOPページへ