【リスクリワード】計算式の考え方 

『リスクリワード』計算式の考え方とは

 

どうも初めまして、トレーダーのジョーと申します。

 

今回は私が投資歴32年で築き上げた独自の『リスクリワード』に対する考え方を書き留めます。

 

FXでの、『リスクリワード』の定説をも真っ向から否定する内容でもあるので何卒ご容赦下さい。

 

あくまで一トレーダーとしての考えをマトメた次第です。

 

 

 

リスクリワード、計算式
リスクリワードはトレーダーの数だけ存在する

『リスクリワード』とは

 

『リスクリワード』の『リスク』とは、文字通り取引での『リスク(危険)』のことを指し、『リ・ワード(報酬、褒美)』とは利幅の事を指します。

 

僕は1対1(1:1)だとか、わたしは1対2(1:2)だとか皆さんも良く見聞きすると思います。

 

分かりやすく言うと『リスクリワード』とは、利益と損失の割合のことです。


 
例えば利益が1.000円、損失も1.000円なら『リスクリワード』=1:1となり、利益が5.000円、損失が1.000円なら『リスクリワード』=5:1となります。

 

この『リスクリワード』に対する考え方はトレーダーによっても様々です。

 

トレーダーの扱う手法や考え方に依り、トレーダーの数だけあっても良いと私は思います。

 

 

 


『リスクリワード』に対する独自の考え方

 

ここから先は、あくまで私一個人の考え方ですので、『こんな考え方もあるんですね』ぐらいに留めておいてください。

 

私がFXでトレードを始めてから最初の3年間は、『〇対〇』と言う決まりきった『リスクリワード』のカテゴリーでトレードしておりました。

 

俗にいう、トレードルールの約束事として決めていたのです。

 

当時の私は、まだ手法と呼ぶには程遠い根拠の薄いトレードを行っていました。

 

もちろん、損切りのオンパレードが続く毎日だったのを昨日の事のように今でも良く覚えています。

 

現在、私は『デイトレード』をメインに取引を行ないます。

 

中・長期で確認した方向性を、下位チャートで追い詰めていく独自のロジックです。

 

このロジックでは、方向性が掴めます。

 

どこで入って(エントリーポイント)どこで利確(イグジッドポイント)するのかを導いてくれます。

 

もちろん聖杯ではないのですが、高確率で勝利を導いてくれます。

 

FXはエントリーポイントとイグジットポイント、この2つのコマンドを手にしたら言うまでもなくトレードが楽になります。

 

また、このロジックを構築してからメンタル的にも非常に楽になったことは言うまでもありません。

 

私の『リスクリワード』は良くて1:1、それ以下の局面も数多くあります。

 

では何故こんな悪い『リスクリワード』で高勝率なトレードが行えるのでしょうか。

 

答えは独自のロジックで『強い根拠のあるトレード』が構築できたからです。

 

例え『リスクワード』が1対1や、またそれ以下であっても私には強い根拠があります。

 

エントリー後、仮に思惑方向とは逆にレートが動いたとしても、強い根拠のお陰で損切りする事も殆ど無く、逆に買い乗せや売り下がりを行う事で利益を膨らませる事も出来ます。

 

また、この強い根拠を持つ事で以前のようなトレード時におけるドキドキ感も無くトレードが行えるという訳です。

 

私の考える『リスクワード』とは、方向性が未だ読めない段階のトレーダーが使うものであり、方向性が掴めるトレーダーなら必要性がないという考え方です。

 

極論ですが、FXは出口(イグジッドポイント)を抑える事の出来る手法を持てば、何処でエントリーを仕掛けても大丈夫だという事です。

 

 

 

リスクリワード、計算式
FXは大きな流れを読むことが大切

『木を見て森を見ず』

 

勝てないトレーダーさん達を見ていると、先ず感じるのが『損切り』位置のデタラメなことです。

 

現在FXを教授している方に、何故そこが『損切り』ポイントなんですかと聞くと、『今回のトレードは、利幅が10ピップスなので損切りは5ピップスで設定します。』・・

 

ある方は、トレード内容に関係なく一律10ピップスと損切り位置を決めていたりと・・

 

こういったトレードを行う以上、FXで継続して勝つ事は困難を極めるとしか言いようがありません。

 

その場だけを切り取ったトレード、私がよく言う『木を見て森を見ず』のトレードがこれに該当します。

 

シッカリとしたシナリオがチャートに描ける方なら、固定された『リスクリワード』は邪魔になるだけだと思っています。

 

 

 

リスクリワード、計算式
チャートはマトリョーシカで見る

『損切りポイント』は予め決められている

 

特に初心者等の方は試したい手法等があっても、『リスクリワード』の括りがある限り思い切ったトレードが行えず小心的なトレードしかできないでしょう。

 

私個人の考え方として『損切り』位置はトレーダーが決めるべきことではないと思っています。

 

つまり『損切り』位置はチャート上で既に決まっているという事です。

 

例えば、あなたが5分軸でトレードしていると仮定します。

 

環境認識としてアップトレンド中です。

 

トレンドフォローでのトレードだったら『損切り』位置はどこに置きますか?

 

そうです、大概の方は直近安値下付近に置きます。

 

でも、これで『損切り』された経験はないでしょうか。

 

その時に上位軸を見て下さい。

 

5分軸でトレードされていたなら、15分軸と1時間軸てチェックします。

 

果たしてあなたが置いた5分軸での直近安値ポイントは正しいポイントなのでしょうか?

 

FXは短期軸でトレードされていても、中・長期軸に逆らう事はできません。

 

5分軸をメインにトレードされるなら、同軸チャート内の直近安値ポイントへ『損切り』を置く事も理解できます。

 

しかし前述したように、上位軸で確認すればその場所が『損切り』ポイントとして正しいか否かは大概が判断できるものです。

 

こういった考えを持たず、リスクリワードを固定してトレードを行う以上、『損切り貧乏』に陥る事は必至だと私は考えます。

 

因みに私は5分軸をメインにトレードしても、15分軸、もしくは1時間軸レベルで損切りを置きます。(場合によっては4時間軸)

 

こう書くと私の『リスクリワード』が、極めて悪い事がわかるハズです。

 

 

 

リスクリワード、計算式
リスクリワードで縛らない事が重要

初心者に『リスクリワード』は必要なのか

 

ここまで書き留めた内容を見て頂けた方なら、私の考えは既にお解りだと思いますが、私は初心者の方に『リスクリワード』の設定は必要性がないと考える一人です。

 

そもそも初心者は、方向性を見出せない中でトレードを行っている方達が殆どだと思います。

 

これは悪く言うとギャンブルトレードに該当します。こういった方は前述したように最低でも環境認識を行い、トレンドフォローでストップ位置(損切場所)を決めて下さい。

 

この作業だけでも一つの小さな根拠が生まれます。これを繰り返し行い、失敗や検証を重ねる事でトレード力が付いてくるものなのです。

 

それからもしあなたが、方向性を見出せない中でギャンブル的なトレードを行っているなら、『リスクリワード』を設定する以前に『ロット』を調整して下さい。

 

勝つ事の出来るトレーダーが使う通常の『ロット』や『レバレッジ』でトレードを行うなら、資金を失うのも時間の問題です。

 

根拠の薄い手法等でトレードを行っているなら、初心者等に限らず1.000通貨単位までロット数を落として下さい。

 

通常の『ロット』や『レバレッジ』は、方向性が読めるトレーダーになってから上げれば良いだけの話です。

 

それまでは資金を守った方が賢明です。

 

 

 

 

リスクリワード、計算式
勝てなかったトレードの原因追及こそが伸びるコツ

『損切り』された理由を深く追及すること

 

『損切り』にあった場合、そもそも置く位置が悪かったのか、どの場所へ置くべきだったのか、それとも他に問題が何かあったのか・・
 

初心者や、FXでなかなか勝てないという方は『損切り』された理由を放置せず追求して下さい。

 

また正しかった『損切り』の場所も確認しておきましょう。

 

成功を掴んだトレーダー達は、ココを深く追求されてきた方達ばかりです。

 

こういった検証を怠る以上、いつまでたっても根拠ある手法を勝ち取ることはできないと言っても過言ではないでしょう。

 

FXで退場される殆んどの方は、こういった検証を行わず、値ごろ感等でギャンブルトレードを継続した方達ばかりです。

 

少し長くなりましたが、今回は私独自の『リスクリワード』に対する考え方を書き留めました。

 

もちろん、これが正しいやり方だとは言いません。冒頭で書いたように、『リスクリワード』に対する考え方はトレーダーの数だけあって良いと私は思っています。

 

 

 

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