気を付けたい年末年始のトレードについて/2020-2021

季節柄、今回は年末年始のマーケット事情について語りたいと思います。

もう、この季節か〜・・最近時間が経つのが早過ぎて歳を感じられずにはいられません・・w

では始めましょう。

年末年始の為替業界の流れを勘違いされている方が非常に多いみたいなので注意して見て下さい。

中には正しい情報を発信せねばならな立場の証券会社(一部ですが)までもが間違った見識を持たれているみたいです・・・

初心者の皆さんはSNSの誤った情報を信じていらっしゃる方が非常に多いので、ココで勉強して覚えて下さいね。


 

では始めます・・・

単純に為替を動かす市場はニューヨーク市場ロンドン市場です。

年末年始の為替相場の動きも、外ならぬこのマーケットの動きで左右されます。

皆さんはFXでの取引を、年末はいつまでされる予定ですか?

また年始はいつから取引を開始されますか?

私は12月に入るとポジション整理に入ります。

欧州欧米のクリスマス休暇に合わせるのです。

クリスマス休暇は12月24日から始まり25日に終了し、翌26日より為替業界は通常営業します(ロンドン市場/イギリスはボクシングデイのため26日は祝日休場)

でも少し待って下さい・・・

26日から通常営業って本当に思ってますか!?

確かにクリスマス明けの26日は通常営業日で、管理者側(為替関係者)は普通に営業しています。

でも実際に為替を動かす投機筋含めた機関投資家はどうでしょう!?

では実情を話ます・・・

彼らは12月20日前後から長期休暇に突入します。

ざっくりと12月20日〜翌1月1日までです。

この期間で通常業務している各業界でも、スタッフは変わり交代で休みをとります。

彼らは年内有効の有休を、この期間で全て消化します。


 

ココでもう少し話を掘り下げますね。

みなさん『感謝祭』って聞いた事ありますか?

別名『ターキーデイ(七面鳥)』とも言われます。

11月28日でアメリカ、カナダともに祝日になり、彼らには特別な日となります。

イギリスからの移民たちがアメリカの(今のマサチューセッツ州)台地を開拓し、穀物を初めて収穫し、この日を祝った日が起源とされています (諸説あり)

この特別な感謝祭は、アメリカでは年一回のお祭り騒ぎとなります。

NYで為替ディーラーをしている私の知人も、例年この時期から年明けまでクリスマス休暇を取得し音信不通となります・・・w

この日は全米各地で交通渋滞(あの広大なアメリカで)が起き、記念行事が全米各地で催されます。

彼らはこの感謝祭からクリスマス休暇を意識し出し、アタマの中は既にお休みモードに突入する訳です。

どういうことでしょう・・・

彼ら(特に年内を勝ちで収めた投機筋、機関投資家)は、12月20日までにポジションの整理をします。

20日以降マーケットに参入するのは負け越し組の 一部と、個人投資家となります。

この流れを聞くだけで、長年トレードされている方は納得するでしょう。

この期間のボラを体感されている方なら分かるはずです・・・

だから例年こういった動きなんだと・・・w


 

ではココで年末・年始の本当のマーケット事情を整理しますね。

●11/23:感謝祭

●12/20:アメリカ(ロンドンマーケット含むヨーロッパ全体):クリスマス休暇突入

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●翌1/1:クリスマス休暇終了

こういった流れです。

では年明け1月2日から通常営業でフツーにトレードできると思われていますか!?

ロンドン・アメリカ市場ともに年明け2日の年初稼働日の動きはないでしょう。

ファンダ的要素が有れば別ですが・・・

3日は今回週末(金曜)にあたります。

ということは、土日を挟んで6日からレートは実稼働するということになります。


年末・年始におけるトレードのリスクについて

上で述べたように、私は例年12月に入るとポジション整理に入ります。

12月に入ればトレードを行っても極端に板枚数を抑えだし、クリスマスイブ前日の23日には手仕舞いするのが通例となりました。

これもトレードにおけるリスクヘッジと私は考えます。

アメリカ・ヨーロッパでのクリスマス休暇(12/20〜1/1)に合わせ、各マーケットは極端に流動資金が乏しくなります。

出来高の少ない薄商いとなるのが定番です(ココでも突発的なファンダ的要因が入れば別です)

年末年始にかけ取引業者のスプレットも広く大きくなります。

合わせてレートに急な動きがあった場合、約定拒否やスリッページも起こり易くなるのが決まってこの時期です。

この少ない流動資金の中、マーケットにある程度、固まった資金が入ると簡単にレートが弾かれる実情があります・・・

ピンとこられた方がいらっしゃいますよね!?

そうです、ヘッジファンドの方々です・・

彼らに休みは関係なしと言っても過言ではないでしょう。

稼げる場を求め、容赦なく個人投資家達の資金を奪い取っていきます・・・

年末年始は狙われやすい期間でもあるのをアタマに入れておいて下さいね。

あと年始2日の通常営業日は、ほぼ間違いなくギャップ(窓開け)がでます。

為替が休みの期間、大きなファンダ的要素が入れば大きなギャップがでる可能性もあります。

年末、ポジションを持ち越される方は相応のリスクとなり得ます。

長くなりましたが、どうでしょうか?

こういった事情を踏まえても年末年始のトレードはされますか?

お遊び程度なら良いでしょうね。

初心者の皆さん、年末年始のトレードには注意して下さいね!

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