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目のケアやブルーライトについて解説
目の健康管理
トレーダーならチャート画面に朝から深夜まで張り付いた経験ってありますよね。私は一時、一日20時間以上もチャートを見続けている時期がありました。
その後に視力もガタ落ちし、眼科に通いながら、ようやく目の気遣いを始めます。
今ではこういった甲斐もあり、元の視力には程遠いのですが、少しづつ回復基調にあります。
私達トレーダーは一般人よりも目を酷使するので、より一層目の健康維持には気配りが必要だと私は思います。
意外と『目の健康』を軽視されている方が多いみたいですね。
しかし目が悪くなるとチャート分析も難しくなり、酷使する事がキッカケで最悪は失明になる可能性もゼロとは言い切れません。
目の健康について、日々チャートと向かい合っているトレーダーに少しでも私の経験が役に立たないものかと思い今回ブログへ書き留めていきます。

目に『インターバル』を与える重要性
私はトレードを始めた頃、そこそこあった視力も酷使する事で一時はガタ落ちします。
今はトレードの合間を縫って2-3時間に1度(10〜15分程度)は目を休めるよう心掛けています。
休憩と言うより『インターバル』に近い感覚です。
『インターバル』をとることによりトレードに一層集中できるようになり、私自身のメリットは大きかったですね。
因みに目を休める時、私は今でも『温湿布』か『蒸しタオル』で目の周りを覆います。(※就寝時にもお勧めです。安眠できます。)
知り合いの眼科医に聞いたのですがコレが実に良いんです。目に優しいんです。
効果としては目の血行を良くし、神経や筋肉を解してくれるみたいですね。
こういったケアをしていなかった時期、トレードの翌朝には目がパンパンに腫れていたのですが、ケアを始めてから症状がかなり緩和されたのは言うまでもありません。
みなさんも良かったら試して下さい。本当に気持ちが良いですよ!
追記:最近TVで放映されていたのですが、『蒸しタオル』で覆う場合は『サランラップ』でタオルをラッピングして下さい。これを行う事でタオル自体が冷めにくくなり、ビックリするぐらい保温効果(保温時間)が継続されます。

チャート画面
みなさんのチャート画面の背景色は何色に設定されていますか?私はFXを始めた当初、根拠なく『目には黒が優しい』と勝手な考えを持っていました。
設定としては、チャート背景色は『黒』でローソク足は『白』といった感じです。2、3年はこの設定でトレードを行っていました。
トレードを続けていく中、視力もドンドン落ちだしたので、知人の眼科医に相談して言われたのが『モニターの設定が悪い』という事です。
話を聞くとパソコンのモニター画面は紙に書かれたものを読むのとは違い、光源そのもの(光る画面)を見ることになるので、読書よりも目には相当な負担がかかっているとのこと。
画面を黒く(暗く)することで光の量を抑えようという考えを勝手に正しいと思い込み、『チャート背景色を黒にする』という浅はかな考えだったのです。
実はココに『落とし穴』があります。
チャートの背景を黒にすることにより、目に入ってくる『光量』は確かに減るらしいのですが、人の目は暗い場所にいる時、もしくは暗いモノを見ている時、できるだけ多くの光を目に入れようとするために瞳孔と呼ばれる部分が広がるのを皆さんはご存知でしょうか。
つまりモニター画面を黒い背景色で設定していると、普段より広がった瞳孔でモニター画面を見ていることです。
瞳孔が大きく開いた状態で、黒い背景色に浮かんだ明るいローソク足等を見続けることは、常に眩しい状態に目を晒すことになり、極端に言うと『目くらまし』を常時、目に与えているのと同じ事だと教えて頂きました。
つまり、いくら背景色を黒で暗くしても、そこに表示されるローソク足が明るいと、かえって目に大きな負担がかかってしまうという事です。
例えば天気の良い日にドライブをしていて、対向車のヘッドライトが仮にハイビームで走っていても眩しいと日中では殆ど感じませんよね。
では同じ条件で夜間ではどうでしょう?
夜間に、こういった対向車が来ようものなら眩しくて真面に運転できない状態に陥ります。
これも夜間における運転で目の瞳孔が開き、少しでも多くの光を取り入れようとしている状態の中でヘッドライトの光が目に入ってくるために起る症状です。
無知な私はコレと同じことを長期間続けてきた事になります。

モニター画面の設定法
ではモニターをどうすれば目に優しい設定ができるのでしょう。
モニターで先ず設定して欲しいのが『明るさ(輝度)』です
先ず『白い紙』を1枚用意して下さい。
コピー用紙等でも構いません。
『白い紙』を『白いモニター画面』を横に並べ、どちらも同じように見えるようにモニターの明るさを調整するといったやり方です。
この調整方法であなたの『目に優しい』適切な照度が得られるという事です。
ではもう少し深堀します。
- PCに装備されているアプリの「メモ帳」を起動して下さい。
- そのウインドウを『全画面表示』にします。
- 用意した『白い紙』をモニター画面横に並べ、視線を何度も行き来させて見ます。モニター画面が眩しく感じない程度の明るさに設定します。(※文字がプリントされた紙と、文字が表示された『メモ帳』の画面を並べて見るのも良い比較対象になるみたいです)
- 同じような見え方(明るさ)になればオッケーです。

『ブルーライト』とは
今のパソコンやスマホは進化し、ディスプレイを細かく調整できるタイプが殆どです。
私はOSがウィンドウズなので照度及や『ブルーライト』対策が設定で簡単に行えるようになっています。(設定➡システム➡ディスプレイ➡夜間モード➡今すぐ有効にする)
目を守る上で大切なのは『ブルーライト』を極力抑えるということです。

具体的なブルーライト対策
ブルーライト対策を行うには先ずモニター画面の『色温度』を下げることが重要みたいです。
ブルーライトをカットする専用のメガネを使うといった方法(私も使用しています)もありますが直ぐ、簡単に出来る対策が、この「色温度」を下げることです。
『色温度』
『色温度』とは太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発する光の色を表すための尺度のことです。
単位は『ケルビン』で光源の温度や明るさとは関係ないみたいですね。
例えば暖色系(赤やオレンジカラー)は『色温度が低い』、寒色系(ブルーやパープル)は『色温度が高い』といった感じです。
昨今のパソコンモニターやスマホのディスプレイには、この『色温度』を調整する機能がつく機種もあります。これらを調整することによって『ブルーライト』を抑える事が可能なので皆さんも一度やってみてください。
つまり、モニター色を『暖色系』に変えることで『色温度』を下げることに繋がり、『ブルーライト』を抑えられるということです。
ブルーカラーのローソク足
よくチャート画面で拝見するのがこのブルーカラーのローソク足です。
これまで書き留めた内容を読んで頂けたらお察しできると思いますが、如何に『ブルーカラー』が目に悪いかという事です。
私も多分に漏れず、ブルーカラーのローソク足の愛好者でもありました。
皆さんも『色温度』をグッと下げてみて下さい。
人の目は本当に不思議なのですが、『色温度』を下げた直後は『ローソク足』が『ブルー』に見えず違和感を感じます。しかし時間の経過と共に以前の『ブルーカラー』の『ローソク足』にちゃんと見え始めるのです。
『色温度』を下げたモニター画面でも、時間の経過と共に以前と同じような『青いローソク足』と感じられるようになるはずです。
マトメ
モニターの背景色が黒い(暗い)といって目に優しいとは限りません。
書き留めたように、モニターの背景色が暗いと表示されるローソク足の明るさが際立ち、その結果瞳孔が開いて目の負担となります。
背景色が白や黒であっても明るさを適切に調整することが重要で、目に優しいという事です。
『ブルーライト』を抑えるには、モニター画面の『色温度』を調整する事が非常に効果的なのが理解できたと思います。
※視力アップの為に、『ピンホール眼鏡』というものを使い毎日トレーニングしています。見えないモノもこの眼鏡をかけたら不思議と見えるんですよね。目のピントを合わす筋トレに使えるのでお勧めです。
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