FXや投資の世界では『飛び乗り禁止』
どうも初めまして、トレーダーのジョーと申します。
株・先物取引を約20年、FXを約10年と通算投資歴が約30年のキャリアを有する者です。
昨今のSNS等を拝見すると、『FXは簡単に楽して稼げます!』や『不労所得で楽して稼ごう!』等の書き込みが本当に多くなったと思います。
もちろんこういった類の話を鵜呑みにされる方は極少数だと思うのですが、実際にはどうなんでしょうか。
FXは楽をして稼げない現実がある
当ブログ開設時から、こういった言葉に騙された方達からのご相談を何件も受けてきました。ココでは敢えて書きませんが、どの方も相当にキツイ内容です。
私からハッキリ言えることはただ一つ、この世の中で『楽して稼げるものは何一つない!』ということだけです。
もちろん、これは『投資』に限った話ではありません。
成功を掴んだトレーダーの『今』だけを見れば、楽して稼いでるように見えるかも知れません。
しかしそれは多くの困難を乗り越えて来たからこそ成し得た『今』があるという事です。
『投資』は全てにおいて自己責任です。
言い逃れ等は一切通用しない厳しい世界でもあります。
キツイ言い方ですが、『騙された方』も投資におけるリスクを負ったと割り切り、次回からコレを教訓に二度と騙されないように心掛けていきましょうと伝えたい気持ちです。
今回はFXでの『飛び乗り禁止』について解説していきます。
飛び乗り禁止
為替界にある程度いると、『飛び乗り禁止』という言葉を耳にすると思います。
例えば株で、IPO(新規公開)で儲かる話があったとします。
こういう噂が広まるころには『時すでに遅し』の状況が多く、天井を掴まされていたり購入できなかったりという場面が多々あります。
またある企業の好業績がメディアで取り上げられ、コレを聞きつけて買い付ける頃には既に天井圏だったり・・・
挙句の果てには買い付け直後に急落なんていうのも良くある話です。
これを読む読者様の中でも、こういった経験のある方も少なくないと思います。
『飛び乗り禁止』とは、こういった局面の事を言います。
FXでも同じことが言えるのですが、トレンドが活況に入り、一般のトレーダーが挙ってマーケットへ参入し始めます。
しかしこういったタイミングの殆どがトレンドを終える間際はか、ファンド等に依る仕掛けです。
エントリー直後の下落など皆さんもよく経験されていると思うのですが・・

『噂で買って事実で売れ』
投資の世界『噂で買って事実で売れ』という格言があります。
ここで言う『噂』とは前述した『噂』の流れる前の段階(噂の出だし頃)を示します。
私自身この格言は経験則として正しいと思っています。
私達トレーダーは『人間の欲望』の塊が渦を巻いている『マーケット』でトレードを行っています。
このような相場の状況下で多数派に合わせて動いても勝てる訳がないのです。
マーケットでは、個人トレーダーの9割以上の方が実際に勝てていないと言われています。
前述した『噂』に飛び乗る方が『負け組』となる現実があるのです。
マトメ
投資の世界では、『人に聞いた良い儲け話』を後追いして稼げることは先ず無いと思った方が良いでしょう。
仮に稼ぐ事が出来ても只の偶然だと思って下さい。
もちろんFXも他ではありません。
これは単純に投資の世界では多数派が全員儲かるなどという事が有り得ないという図式があるからです。
FXも『人真似』では勝てません。
正しい『勉強法』で学習し、そしてそれを理解し、最後に自分で実行するのです。
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