2025-2026/気を付けたい年末年始のFXトレードについて

FX、年末年始、2022
今年もお世話になりました。

年末年始のFXトレードの流れ/202-2026年

 

早いもので、今年もあと僅かです。

 

今回は年末年始の、FXに関する重要な日程について書き留めていきます。

 

為替を動かす世界3大市場と言われるマーケット、ニューヨーク市場ロンドン市場、そして東京市場

 

年末年始における為替相場の動きも、他ならぬこのマーケットの動きでほぼ左右されます。

 

年末、皆さんは取引をいつまでされる予定ですか?

 

また年始はいつから取引を開始されますか?

 

私は12月に入ると早々にポジション整理に入ります。

 

理由は至ってシンプルで、欧米のクリスマス休暇に合わせるといった感じです。

 

 

 

2025年の『世界三大為替市場』のクリスマス休暇

 

今年の欧米市場のクリスマス休暇のメインは、12月24日~26日です。

 

26日はロンドン市場とオセアニア市場は休場ですが、ニューヨーク市場はオープンです。

 

では主要マーケットの日程をカレンダーでご覧下さい。

 

2025年【主要マーケットの日程】

 

では次に、実際に為替を動かす大口投資家達の休暇はどうなるのでしょう?

 

2025年、彼らの殆どは12月19日(※前日の18日がFOMC)の米第3四半期GDP/確報値を最後に取引を手仕舞いし長期休暇に突入します。

 

機関は、ざっくりと12月19日〜年明け1月4日迄です。

 

また、この期間で通常業務している業界関係者も交代で休みをとり始めます。

 

彼らは年内で使用できる有休を、この期間で消化する事も付け加えておきます。

 

 

 

FX、年末年始、2022
ターキーデイとは

 

では年末の為替事情について、もう少し話を掘り下げていきましょう。

 

ここでは大口投資家達について考察します。

 

みなさん『感謝祭』はご存じでしょうか。

 

別名『ターキーデイ(七面鳥の名前由来)』とも言われています。

 

今年(2025年)の『ターキーデイ』は11月27日(木曜)でアメリカは祝日となり、彼らには特別な日となります。

 

『ターキーデイ』とは、イギリスからアメリカ(現マサチューセッツ州)に渡った移民たちが台地を開拓し、穀物を初めて収穫し、この日を祝った日が起源とされています (諸説あり)。

 

この特別な『感謝祭』は、全米で最も大きなお祭りです。

 

NYに居る私の知人も、この時期から年明けまでクリスマス休暇を取得し、音信不通になるのが定例です。

 

この日は全米各地で交通渋滞(広大なアメリカで!)が起き、『ターキーデイ』に因んだ記念行事が全米各地で催されます。

 

今年はコロナも収まり、経済を重視した政策に変わっているので、例年以上に人の動きがあるかも知れませんね。

 

アメリカでは、この感謝祭前後からクリスマス休暇を意識し、アタマの中は既にお休みモードに突入する訳です。

 

年内を勝ちで収めた大口投資家達の大半は、今年は12月19日までにポジション整理を行うと思われます。

 

その後、22日以降にマーケットへ参入するのは負け越し組の 一部と、あとは個人投資家達です。

 

長年トレードされている方なら分かると思うのですが、この時期の流動性及びボラティリティは殆どありません。

 

しかし、流動性が無いから相場は動かないということではありません。

 

流動性が無いからこそ、ちょっとした資金流入で相場を動かす事もできるという訳です。

 

こういった年末年始の時期を狙って来るのが、ヘッジファンドを含めた投機筋と言われる人達。

 

12月22日以降は、こういったヘッジファンドが莫大な資金を使って仕掛けて来る可能性もあるので注意が必要です。

 

マーケットの大きな流れ

  • 11/27日:感謝祭(ターキーデイ)

  • 12/20日前後:欧米で早い人はクリスマス休暇突入

  • 12/23日:クリスマスイブ前日の為、米債券市場は時短営業予定

  • 12/24〜12/26日:クリスマス休暇(※24日:独・スイス|25日:米・英・独・加・スイス・豪・NZ・香港・南ア・シンガ|26日:英・独・加・スイス・豪・NZ・香港・南ア)

  • 12/29日:日銀金融政策決定会合|NY金12月限取引最終日

  • 12/30日:証券・商品取引所大納会|米シカゴ購買部協会景気指数(12月)

  • 12/31日大晦日:米EIA週間石油在庫統計|FOMC議事録

  • 新年1/5日:証券・商品取引所大発会/米ISM)

 

 

 

 

FX、年末年始、2022
為替の年始動向

年明け(2026年)のマーケット

 

2026年、東京証券取引所の初商は1/5日(月曜)です。

 

では『世界3大市場』の年初稼働を確認しましょう。

 

年明けの『世界3大市場』は1月5日より始動し、当日は米ISM製造業景況指数を控えています。

 

為替自体の動き出しは今のところ5日で、ロンドン・ニューヨーク時間に動きを示す可能性が濃厚でしょう。

 

2026年/年明けマーケットの動きのマトメ

  • 1/5日:証券・商品取引所大発会|米ISM

 

年始は値幅が拡大する傾向あり

 

では2026年、新年の為替の動向をもう少し書き留めておきます。

 

ドル/円の動きですが、過去8年間の年始における週足値幅を見て頂くと分かるのですが、値幅は全て2円以上動です。

 

来年も同様に過去の推移が当てはまるかどうか分かりませんが、大きく動く可能性もあるので注意した方が良いでしょう。

 

因みに過去における2円幅は、全て1月の第2週目までに動いています。

 

 

 

年末・年始における取引リスクについて

 

前述したように、私は例年12月に入るとポジション整理に入ります。

 

12月に入ればトレードを行っても極端に発注枚数を抑え、クリスマスイブ前日の23日には手仕舞いするのが通例です。

 

これも私なりのトレードにおけるリスクヘッジです。

 

今年も欧米のクリスマス休暇(12/16〜1/2)に合わせ、各マーケットは極端に流動性が乏しくなります。

 

出来高の少ない薄商いとなるのが通例です。

 

また年末年始にかけ、各FX取引業者のスプレットも広がります。

 

これに合わせ、レートの急変動等があれば約定拒否スリッページも起こり易くなるのがこの時期の特徴です。

 

また、流動性のないマーケットなので、ヘッジファンドを含めた投機筋が短期で仕掛ける絶好のチャンスにもなります。

 

彼らは容赦なく私たち個人投資家の資金を狙って来るでしょう。

 

年末年始は、こういったリスクを伴う時期でもあるという事をしっかりと頭に入れておいて下さい。

 

あと年明けは、ほぼ間違いなくギャップ(窓開け)がでます。

 

年末年始は為替相場が休みの為、ファンダメンタルズ的要因が入れば非常に大きなギャップのでる可能性があるという事です。

 

年末年始にポジションを持ち越される方は、こういった相応のリスクを持つ事になりますので、くれぐれも注意が必要です。

 

特に初心者の皆さんは年末年始のトレードには十分注意して下さい。

※本記事に書き留めた日程はあくまで予定です。コロナ禍やウクライナ情勢の影響によっては各国の祝祭日及び休暇日程に変更が生じる可能性もあるので他の最新情報と併せてご覧ください。

 

 

 

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