FXで『ニューヨーク時間』の取引は難しいのか
どうも初めまして、トレーダーのジョーと申します。
私の扱う通貨ペアは『ドル/円』と『ユーロ/ドル』のみで、メインは『ドル/円』です。
メインが『ドル/円』だから、トレード時間は『東京時間』ですよねと良く聞かれますが、私は『ニューヨーク時間』でのトレードがメインです。
『ニューヨーク時間』のトレードは難しいとよく言われますが、私は必ずしもそうは思っていません。
私が戦略的に『ドル/円』を『ニューヨーク時間』で取引する大きな理由は、ボラティリティと勝負時間です。
『ニューヨーク時間』が難しいと思われる方は、大きな値動きやクセのある動きに要因があるかも知れません。
例えば『東京時間』と比べるなら、このような動きだけでも雲泥の差がある事に気が付かれる方も少なくないでしょう。
もしこういった理由で難しいと思われているなら、レバレッジやロット数を極力おとして取引してみて下さい。
『ニューヨーク時間』でトレードを行うには相場のスピードに慣れる事が最も重要です。
動きに慣れたら通常のレバレッジとロット数に戻せば良いのです。
『ニューヨーク時間』でのトレード経験が薄い方は、先ずレバレッジやロット数を落とし、リスクを抑えマーケットを客観視できる環境を作ることが大切です。
殆どの方が相場の動きについて行けず、焦るあまり主観的にトレードを続けてしまい『難しい』と感じるのです。
『ニューヨーク時間』では、相場の方向性も出やすく、他の市場と比べて短時間で勝負がつきやすいという大きなメリットがあります。
相場のスピードに慣れればデメリット等は一切ないと私は考えています。
また初心者等のトレード経験が少ない方でも、『ニューヨーク時間』は基本たる『順張り』相場にもなり易く、『トレンド相場』で稼ぎやすい時間帯にもなります。
昨今の『東京時間』では逆に方向性を見出しにくい相場環境となり、値幅も少なく私達プロトレーダーでも稼ぐのが難しいと言うのが正直なところです。

正しい『相場観』は単一ペアで養え
前述した通り、私が取引する通貨は『ドル/円』と『ユーロ/ドル』の通貨ペアのみです。
このうち『ドル/円』の取引を得意とします。
『ユーロ/ドル』は相関指標として使う程度で取引は殆どしません。
FXでは様々な通貨ペアを取引する事が可能ですが、どの通貨ペアも個性的な動きをするのは皆さんもご周知の通りです。
私が扱うメインの『ドル/円』も他ではありません。
各通貨ペアは、長く付き合いをすることで不思議と何かしら見えたり、感じたりするものがあります。
これがいわゆる『相場観』と言うものです。
自身の長い投資歴から言える事は、『正しい相場観を身に付けるには、数少ない通貨ペアと長く取引する事。』だと言う事です。
※FX界隈では複数の通貨ペアを用い、相関性を使ったトレードを行うインフルエンサー達をよくお見掛けしますが私は推奨しません。(詳しくはココをクリック)

昨今の『東京時間』での取引は推奨しません
私がFXを始めた当初は東京時間での取引がメインでした。
一昔前の『東京時間』なら動きにもメリハリがあり、値幅もソコソコとれたものです。
また値動きも穏やかなので、初心者の方が少額資金でトレードするには良い環境だったと思います。
しかし昨今の『東京時間』は流動性が殆どなく、基本はレンジ帯の中での上下動のみです。
こういったレンジ帯でのトレードは一見簡単そうにも見えますが、実は方向性の無い『ハイリスク&ローリターン』の典型的なトレード環境です。
間違っても初心者には推奨出来る環境ではありません。
『東京時間』では、こういった理由を背景に投機筋が仕掛けて来る事も少なくありません。
しかしこの状況下でも、未だに多くの日本人の個人トレーダー達が『東京時間』を使い取引を行います。
仲値前後からポジションを持たれ(早い方はオセアニア時間から保有される方もいます。)、クローズ前後には全戻しという最悪のパターンを数多く経験されている方も少なくないと思います。
『ドル/円』の最近の動向では、1日を通し動きがたった数ピップスと言う、出来高の無い日も多くカウントされています。
このボラティリティの無い『東京時間』に見切りを付けた投機筋も既に出ており、他のマーケットへ資金が流れている事実も否めません。
あと初心者等の方に気を付けて頂きたいのですが、今の『東京時間』でトレードするにあたり、テクニカル含め、為替理論が殆ど通用しない時間帯だと言う事も覚えておきましょう。
これは『東京時間』が基本、レンジ帯に入っているというのが理由です。
オシレーター系を使っている人ならデフォルトを変えるなりし、対策を講じる事も出来そうですが現状では難しい環境だと思います。
大きなリスクをとり、わざわざ東京時間で取引を行う必要性は無いでしょう。

マトメ
私は当初FXで勝てない時期、この東京時間でトレードを行っていました。
その後、取引時間をニューヨークに移し、どれだけトレードが楽になったかは言うまでも有りません。
これを見るあなたが、もしある程度勝てる手法を持たれているなら、欧州以降のトレードを推奨します。(※出来ればニューヨーク時間が好ましい。)
『ニューヨーク時間』はトレードが難しいというイメージを持たれているトレーダーが多いのですが、今回記述した内容を実行頂けたらと思います。
FXで稼ぎたいなら『ニューヨーク時間』へ的を絞るべきです。
そうすれば正しい相場観も短期間で身に付いてくるでしょう。