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ポジポジ病を治すには本質を改善する事が重要
今回はFXの『ポジポジ病』の克服方法について解説します。
初心者なら誰もが通る道、『ポジポジ病』
これを見る皆さんも当然一度は『ポジポジ病』に罹った経験はあると思います。
『ポジポジ病』を治すには、強いメンタルが必要だと言われる方が多くいらっしゃいますが、個人的には全くそうは思いません。
そもそも『ポジポジ病』は、トレードにおける強い取引根拠(※手法等)があれば発症する訳がないのです。
逆を言えば、トレードに強い取引根拠が無い限り『ポジポジ病』は永遠に発症し続ける厄介なトレード病とも言えるでしょう。

『ポジポジ病』とは
『ポジポジ病』とは、トレードを行う際に根拠も無く短時間に何度もポジション(複数ポジ含む)を持つ行為の事を言います。
この『ポジポジ病』の傾向として、負けトレードを行った際、その直後からのトレードで良く見受けられるのも『ポジポジ病』の特徴です。
トレードで負けた直後は冷静さを失い、負けた分を直ぐに取り戻そうとします。
こういった主観的なトレードを行っている限り、FXで勝つ事は困難だという事を先ずは認識しましょう。

『ポジポジ病』の発症パターン
では具体的に、どんな時に『ポジポジ病』が発症するのか、私の過去の経験を踏まえ、主な発症原因を4点ほど挙げていきます。
上記4点が『ポジポジ病』の主な発症原因だと私は考えます。
皆さんに心当たりはありますか?

1.負けたトレードで失った資金を早く回収したい時
相場はあなたに合わせて都合良くは動いてはくれません。
あなたが得意とする手法があるのなら、そのチャンスが来るまで待つのです。(詳しく知りたい方はココをクリック!)
2日、3日・・いや1週間か10日かも分かりません。
それでも待つべきです。
FXではトレーダーが得意とする場面(根拠の持てる局面)で取引される方が後に成功します。
根拠あるトレードを積み重ねる事に依って、FXで利益を得る事が出来るのです。
根拠無きトレードは只のギャンブルトレードと認識した方が賢明です。
資金を早く回収したい気持ちは理解できますが、それなら尚更チャンスが巡ってくるまで待つべきなのです。
何度も言いますが、相場は決してあなたに合わせてくれません。
FXは、『待つ事』が『勝つ事』に繋がる事を理解しておきましょう。

2.『値ごろ感』で勝てると思い込み、ナンピンを重ねる
あなたのナンピン手法に強い取引根拠があり、トレード自体に自信があるならそれで良いでしょう。
もしそうでは無く、『値ごろ感』だけでナンピン取引するならそれは只のギャンブルです。

3.損切り直後にドテン打ち
例えば、あなたが根拠を持ってトレードを行っている最中に何らかの分析ミスに気付いたとします。
この場合、一旦損切ってからのドテンならOKでしょう。
私自身もこういったミスはよくします。
しかしこういった分析ミスなどではなく、単に逆行勢力が強くなったというだけでドテンするのは間違いです。
これは、あなたの手法に強い取引根拠がない証しでしょう。

4.チャートの動きに少しでも不安を感じたら損切り、そして直ぐ入る、この繰り返し行動
このパターンは一般トレーダーにおける典型的な『ポジポジ病』だと言えるでしょう。
特に初心者のトレーダーに多いのも特徴です。
チャートの動きに少しでも不安を感じるのなら、それは既に取引根拠のあるトレードとは言えません。
もしあなたが、こういった取引をされているなら一旦トレードを控えて下さい。
あなたが初心者であっても相場は無慈悲です。
あなたの大切な資金を守って下さい。
トレードを止めて、いちから勉強し直すのが賢明です。
そして先ずはFXの基本を勉強して下さい。
基本無くしてFXで勝つ事は100%無理です。

『ポジポジ病』への対処法
『ポジポジ病』を治すには強いメンタルなど要りません。
特に初心者の方はこういった情報に振り回されないよう注意して下さい。
冒頭にも書き留めましたが、強い根拠のある手法を手にすれば『ポジポジ病』は発症しません。
根拠も無くトレードするから『ポジポジ病』は発症するという事を先ずは理解しましょう。
『ポジポジ病』を発症する、その殆どの方が何処で入って(エントリーポイント)何処で利喰う(イグジッドポイント)かも分からない状況で取引を行います。
こんな状況下で『ポジポジ病』を発症しない訳がありません。
ましてやメンタルを強くして、ポジポジ病を治すなんて本末転倒です。
こういったメンタルの強化に時間を割いているようなら、先ずはFXの基礎を勉強して、少しでも根拠が持てる手法の学習に勤しんだ方が賢明でしょう。
因みに私のメンタルも至ってごく普通です。
特別、強い事もないですし、鍛えようとも思いません。
それでも『ポジポジ病』が発症しないのは、強い根拠の持てる手法に出会ったからです。
今後あなたが『ポジポジ病』を発症するか否かは、持ち合わせる手法次第で決まります。
勝つトレーダーには、必ず強い取引根拠が存在します。

『相場観』を養い本質を見つける

上に示した図は、中・長期で上昇トレンド中のチャート図をイメージしたものです。
FXで継続して勝てない方に多い典型的なトレードをココで紹介します。
先ずは赤丸の中をご覧ください。
強い抵抗値となるレジスタンスラインとサポートラインの狭間で相場がもみ合っているのが分かります。(※レンジ相場)
FXで勝てない方の多くが、この赤丸の中だけを切り取ってトレードを行います。
前述したように上位足では上昇トレンドが継続中です。
そうです、始めから上抜けすることが分かっているのです。
仮に逆行してもレートはほぼほぼ戻って来ます。
これは下位足は上位足にそぐうからです。
この上位足の環境認識で、未だトレンドが継続中なのか否かが判断できるトレーダーが相場で唯一勝ち残ることができるでしょう。
『ポジポジ病』は、こういった感覚を持ち合わせていないトレーダーの持病とも言えます。
何度も言いますが、メンタルを鍛える時間があるなら、こういった学習に時間を費やすのが得策です。

まとめ
私はFXを始めてから、勝てない時期が約3年ほど続きました。
それから現在使用するロジック(ハント・ダウン)を構築します。
今では『ポジポジ病』は皆無です。
トレードにおいては全てが『根拠』
この『根拠』を習得するには、地道にコツコツとFXを学習し、且つ研究も必要で、また相場と接する事で培う事の出来る、正しい相場観も必須になってきます。
もし、あなたがFXで成功を掴みたいなら、これらを避けて通る事は出来ないでしょう。
※『ポジポジ病』の発症に気が付いたら、直ぐにパソコン(スマホ)の画面(チャート)を落としてください。そして先ずは相場から撤退しましょう。生き残る事が何よりも大切です。












