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『買い乗せ』と『売り下がり』
今回は為替用語の『買い乗せ』と『売り下がり』について書き留めたいと思います。
一般トレーダーとプロトレーダーの決定的な違いがココにもあると私は考えています。
これからFXで成功したいと思うなら、重要なポイントなので最後まで良かったら読んでみてください。
『買い乗せ』とは
例えば、あなたがロングポジションを保有していたとします。
あなたの予測通りに相場はアップトレンドを形成し更に上昇する様相です。
この局面であなたは強気で『買い注文』を更に上乗せします。
この行為が『買い乗せ』です。
『売り下がり』とは
『売り下がり』とは『買い乗せ』とは逆にショートポジションを保有しながら『売り注文』を重ねていく行為です。
『根拠』の強弱に依って使い分けをする
私はFXを始めて3年前後は殆ど勝てなかった時期があります。
理由はFXに必要な根拠ある手法と正しい相場観が無かったからです。
しかしこの3年間で努力を積み、取引根拠を一つ一つ増やしながら正しい相場観を培ってきました。
FXは大きく分けて、自分の得意とする局面(取引根拠が強い)と、得意じゃない(取引根拠が弱い)局面との2つがあります。
例えば私を例に挙げると、得意とする局面では通常よりロットを多く注文し、レバレッジを上げます。
そしてイメージしたシナリオ通りに相場が動けば、更に『買い乗せ』を行うといった感じです。
では得意じゃない局面ではどうでしょう。
私の場合エントリーを極力抑えますが、注文を出したとしても『買い乗せ』は一切行いません。
みなさんはどうですか。
エントリー時のロット数やレバレッジは根拠の強弱よって変えていますか?
私は勝てない時期、エントリーからイグジットまで単一ロットでトレードを行っていました。
その結果、せっかく利益が伸ばせるポイントでも稼ぐ事が難しく、目標額の資産を形成するまでに必要以の時間を要したのは言うまでもありません。
FXで強い取引根拠を持ちながら、なかなか収益を上げる事が出来ないトレーダーは、『買い乗せ』と『売り下がり』を上手く利用出来ていない事が一つの原因だと私は思っています。
『買い乗せ』と『売り下がり』を上手く利用する事で、FXは収益を何倍にもする事が可能です。
『リスク』をコントロールする
例えばあなたの使う手法で、根拠ある取引局面があったとします。
オーダーするにあたり、あなたが考える『リスク量』が1だとします。
私はココで『リスク量10』をとるのです。
一般の方と比べると10倍以上は『リスク』をとる感じです。
これを聞くとビックリされると思いますが、これが一般トレーダーとプロトレーダーとの決定的な違いでもあります。
但し気を付けて頂きたいのは、あくまで勝てる(強い根拠)手法を持ち合わせたトレーダーに限ってのお話です。
根拠の薄いトレードなら、『買い乗せ』と『売り下がり』は只のギャンブルトレードになるという事も理解しておきましょう。
『リスク』は2種類
一般トレーダーの、その殆どの方達が『リスク』という言葉を否定的に捉えていると思います。
私が考える『リスク』は2通りあります。
それは『良いリスク』と『悪いリスク』です。
私が思うFXの最大の魅力がココにもあります。
『良いリスク』とは
『良いリスク』とは、根拠ある局面での『リスク』の事を言います。
自分が得意とするトレード局面では最大の『リスク』を持ち、またその『リスク』に伴った収益は最大化されます。
正にこれこそがFXの最大の魅力だと私は感じています。
『悪いリスク』とは
『悪いリスク』とは、根拠の薄いトレード局面で『買い乗せ』や『売り下がり』の行為を行う事です。
こういった根拠の薄い局面では逆張りになる可能性があります。
一般トレーダーが使うナンピンと同じ行為です。
根拠の薄い局面では『リスク』を最低限に抑える事がFXでは重要です。
こういった局面でのトレードは潔く撤退するのが一番好ましいと私は考えます。
マトメ
今回は『買い乗せ』と『売り下がり』について解説しました。
冒頭にも書き留めましたが、プロトレーダーと一般トレーダーの差はココにあると言って良いでしょう。
プロとレーダーは根拠の強い局面と弱い局面でオーダー量が変わります。
これが『リスク』をコントロールするという事です。