FXの『ストップ狩り』とは

FXの『ストップ狩り』とは

英語表記:stop hunting(ストップ・ハンティング)

『ストップ狩り』とは資金を豊富に持つ投機筋(主にヘッジファンド)が、個人(トレーダー)の資金を狙う手法の事を言います。

具体的に言うと、個人(トレーダー)が設定した『ストップロス』を狙いに行くという手法で、投機筋が莫大な資金を使って売買を行い、数多く設定された『ストップロス』の場所付近にレートを誘導する行為を言います。

この行為によって多くの個人(トレーダー)の資金が奪われる為、『ストップロス』を『狩り』にいく様を見立て『ストップ狩り』と言います。

絵で見る『ストップ狩り』

上記参照図は『ドル/円』の1時間足チャートです。画面左側から下降トレンドを形成し、右肩下がりにレートが落ちて行く様相が確認できます。

投機筋は先ず、A(赤枠)付近に設置された『ストップロス』を『狩り』に行きます。

これにより直近高値の切り下げが崩れ、下降トレンドが終焉を迎えたかのように見えます。

こういった場合、多くの個人(トレーダー)が『新規買い』を行います。

この注文時に設定される『ストップロス』は、チャートに示すB(オレンジ枠)の直近安値付近です。

しかしこれもチャートを見て分かるよう『ストップ狩り』がシッカリと行われています。

もう一つの『ストップ狩り』

『ストップ狩り』には2種類あります。

前述した投機筋(ヘッジファンド等)が個人投資家に狙いを定めた『ストップ狩り』と、もう一つがFXブローカー(※FX関連業者)が契約する個人(or法人)が設定した『ストップ・ロス』に狙いを定め、意図的に価格(レート)操作をする『ストップ狩り』があります。

FX、ストップ狩り
FXブローカーも『ストップ狩り』を行う

FXブローカーが行う『ストップ狩り』とは

皆さんが契約するFXブローカー(FX関連業者)には2通りあるのをご存じでしょうか。

一つは『NDD方式』を採用するFXブローカーです。

この業者は、皆さんが発注する注文をインターバンクでカバーしますので、皆さんが見るプライスボードの為替レートを改ざんする必要性もなく、また『スプレット』は広いのですが取引自体が透明性のある業者だと思って良いでしょう。

そしてもう一つが『DD方式』を採用するFXブローカーです。

日本国内では、この『DD方式』を採用する業者が殆どです。

『DD方式』では内部で受けた注文を各々相殺し、これにより溢れた一部の注文をカバー先に振るといった作業を行います。

『DD方式』を採用する業者は相対取引なので、顧客が得をすれば業者が損をし、顧客が損をすれば業者が儲かると言う1対1の図式の中で取引を行います。(※実際にはインターバンクを介した取引では無いという事です。業者を相手に『DD方式』では取引を行います)

こういった背景もあり、顧客が設定する『ストップロス』を意図的に『狩り』に行くという事が行われています。

『DD方式』を採用する業者はスプレットの狭さを前面に出して営業活動等を行っていますが、こういった業者はスプレットで稼がなくても他で稼げると言う強みがあるのです。(※例えば今回解説した『ストップ狩り』や『約定拒否』が有名です)

私達個人トレーダーもスプレットの狭さだけに目を奪われる事なく、こういった情報を組み入れて契約するブローカーは選定したいものです。

 

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