最新版【為替介入の仕組み】わかりやすく解説

『為替介入』とは

今回の未曽有の金融危機でもある『コロナショック』でも取り沙汰されている『為替介入』。この『為替介入』の意味や仕組みなど交え詳しく解説します。

『為替介入』とは『外国為替平衡操作』とも呼ばれています。

外国為替市場』へ大小の影響を与えることを目的とし、財務省や中央銀行、通貨当局が『外国為替市場』で実施する通貨(外国為替)の売買取引のことを指します。

これには理由があり、急激な為替相場の変動が経済活動へ悪影響を及ぼすのを抑えるのが1番の目的で、日本では財務大臣が円相場の安定を実現するために用いる手段として位置付けられており財務大臣の権限において施行されます。


『為替介入』は4つの柱から成る

  1. 単独介入
  2. 協調介入
  3. 委託介入
  4. 逆委託介入

為替介入の仕組みと流れ

具体的に『為替介入』が行われる順序として、急激なドル安円高の局面では『円売りドル買い介入』を施行し、また急激なドル高円安の局面では『円買いドル売り介入』を施行します。

またこれに準じ、為替相場の変動を小さくしようとも試みます。

流れとして、通常では『財務大臣』の権限において先ず『為替介入』決定がなされます。

この決定を終え、『財務官』が陣頭指揮を取り行い、介入施行のタイミング、金額、方法等を財務省為替市場課を通じ『日銀為替担当』に伝えられる流れとなります。

伝えられた『日銀為替担当』は『財務大臣の代理人』として、『財務大臣』の指示に基づいて『為替介入』の実務を実際に施行するといったカタチをとります。

『為替介入時』の原資は、政府の『外国為替資金特別会計』の『予算』が使われるという流れです。


ドル買い・円売り介入の場合

ドル買い・円売り介入の場合は、『国庫短期証券』を発行し、調達した円資金を売却してドルを買い入れるカタチになります。

ドル売り円買い介入の場合

また、ドル売り円買い介入の場合、『外国為替資金特別会計』の有するドル資金を売却し、円を買い入れる方法を取ります。

 

※余談ですが『外国為替市場』で、実際に介入が行われた場合の規模及び金額は、財務省が公表する『外国為替平衡操作の実施状況』や四半期に公表する『外国為替平衡操作の実施状況』で確認出来る事も記しておきます。

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