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株・FXでのスキャルピングとは
株・FXにおけるトレードスタイルは大きく分けて4種類から成ります。
ポジショントレード、スイングトレード、デイトレード、そして今回解説する『スキャルピング』です。
『スキャルピング』とは、1日に何度もポジションを保有し、短時間で数銭から数十銭(数pips)の微益を狙った『トレードスタイル』の事を言います。
1回のトレードで獲得できる値幅が少ない為、如何にレバレッジを高く設定し、且つトレード回数を積む事により利益を確保するといったハイリスクなトレードスタイルです。
また『スキャルピング』を行うトレーダーをスキャルパーと呼んでいます。
『スキャルピング』は基本、ファンダメンタルズを使った手法ではトレードを行いません。
その殆どがテクニカルを使ったトレードになります。
※FX関連業者の中には『スキャルピング』を禁止する会社もありますので、事前の確認が必要です。
『スキャルピング』は兼業トレーダーでも取引可能
『スキャルピング』は、他のトレードスタイルに比べると極端に限られた時間内でのトレードとなる為、トレード中は常時チャートへの監視が必要です。
また『スキャルピング』におけるポジションの保有時間は数秒から数分で、これを繰り返し行います。
『スキャルピング』はこういった背景もあり、トレード以外にお仕事を持たれる兼業トレーダーの方でも、空いた時間でトレードが行えるというトレードスタイルになります。
随時チャートを監視するトレードなので、他のトレードスタイルに比べ、急なファンダメンタルズ等の影響による相場の動きにも対処もしやすいトレードスタイルと言えるでしょう。
『スキャルピング』はオーバーナイト取引がお勧め!?
『スキャルピング』は相場にある程度のボラティリティが必要なので、オーバーナイト取引を好むスキャルパー達が多くいます。
オーバーナイト取引とは日を越えてのトレードです。
しかし兼業トレーダーがこのトレードスタイルで毎日取引を行うと寝不足になり、本業に支障がでれば本末転倒です。
オーバーナイト取引を行うなら、週1〜2回のペースで無理なくトレードする事を推奨します。
『スキャルピング』ではストップロスの設定を行う事
『スキャルピング』では、短時間で数銭から数十銭の値幅を狙う為、高いレバレッジの設定でトレードを行います。
FX界隈では著名なスキャルパーがストップロスの設定なしに『スキャルピング』を行っているのを見掛けしますが、コレは絶対に推奨しません。
相場はファンダメンタルズ等における不意な動きもあるのでストップロスの設定は必須だと私は考えます。
また高いレバレッジで取引するリスキーな『スキャルピング』は、非常に高度なテクニックが必要と言われ、思惑通りに相場が動かなければ瞬時に大きな損失を抱えるというハイリスクなトレードスタイルです。
初心者等の方にはお勧めできないトレードスタイルだという事もココに書き添えておきます。