目次
【証拠金とは】わかりやすく解説
契約後、この『FX取引業者』の持つプラットフォームでトレードを行う際には必ず『証拠金』が必要になります。
今回はこの『証拠金』の詳しい意味合いや、取引時に必要な『証拠金』の算出方法、また『証拠金』の仕組み等について詳しく書き留めていきます。

『証拠金』とは
『証拠金』とは金融派生商品を取引する際、契約の成立や履行に伴う損益を確実に決済するために、クライアント(お客様)が取引先の会社に担保として預け入れる金銭のことを言います。
『必要証拠金』とは
『必要証拠金』とは、新たな取引や注文をする際、ポジションを維持するために必要な金額の事を指します。
取引金額の想定元本に、必要証拠金率を乗じた金額が『必要証拠金』です。
計算式を下記に掲示します。(個人口座では一律4%、法人口座は通貨ごとに変わります。)
『有効証拠金』とは
『有効証拠金』とは、取引時の証拠金として利用可能な証拠金の総額の事を指します。
つまり、残りでどのくらい取引ができるかの余力を示した金額のことです。
預入れた資金のほかに、ポジション(持ち高)の損益分、すでに決済を行ったポジションの損益を全て合算した金額となります。
『有効証拠金』の算出法
『有効保証金』=預り金残高+時価評価損益+既決済未記帳損益=(口座へ預入れている総資金)+(保有ポジションの実勢価格で計算された評価損益)+(既に決裁したポジションの損益)
ここで注意したいのが間違っても最大まで取引をする必要性はないと言う事です。
各トレーダーの取引内容、マーケットでの変動リスクを検討したうえで、余裕を持った取引を行うようにして下さい。

『証拠金』の仕組み
FXにおける証拠金取引は、登録された口座へ必要な『証拠金』を預け入れ、最大で『証拠金額』の25倍(国内業者にて個人取引の場合)のレバレッジで取引が可能となります。
【国内25倍の場合】
あなたの資金が10万円と仮定すると、最大レバレッジで250万の取引が可能です。
例えば1USドル=100円で換算し、レバレッジ1倍では1.000ドル分、レバレッジ25倍(250万)では25.000ドルの取引が可能だという事です。
注意して欲しいのが、レバレッジをあげれば取引額が大きくなり損益率が上昇するという事です。
取引に失敗したなら相応の損金が発生するという事を覚えておきましょう。
『証拠金』における必要最低金額とは
あなたが注文をしようとしている金額に伴う最低証拠金は必ず必要となります。
前述した『必要証拠金』の説明例の場合ですが、『ドル/円』で10,000ドル、110.5000円の取引をした場合、44,200円が必要な『証拠金』になります。
但し、マーケットにおける『為替レート』は常に変動しており、外国為替証拠金取引(FX)では法令上、毎日必要最低保証金額が維持されているかを実勢価格で損益を常に確認しています。
『必要金額』を満たしていない場合には、足りない金額(追加の保証金/追証)を期限までに預け入れることが必要です。
取引ベースでの必要最低額(証拠金)はもちろん維持しつつ、トレードされる方のスタンスにもよりますが、リスクの許容範囲をある程度想定したトレードを行うよう必ず心掛けて下さい。