FXは運ゲーなのか!?
どうも初めまして、トレーダーのジョーと申します。
去年11月、私が属するシンガポールにある投資コミュニティの知り合いと、その知人の方と3人で会食した時の話を今回はさせて頂きます。
知人の方は日本人の方で、いわゆる外資系金融アナリストです。(以下Aさんとします)
Aさんと少しトレードに関する話をさせて頂きました。
何かと言うとトレードにおける『運』についてです。
Aさん曰く『トレードで成功するには運は必ず必要だと思うのですが、どう思いますか?』という質問です。
話を聞くと『成功したトレーダーは運が良いと感じる時ほど控えめに取引をする傾向がありますよね。』
私が何故かと尋ねると『運が悪い時のトレードは慎重になりかえって結果が良かったりするでしょう。きっとその教訓を生かしてるんでしょう。』
話をされたトレーダーさんの真偽のほどは定かではありませんが、私が驚いたのはこのAさんがFXは前提に『運』でトレードするものと定義されていることでした。
知人に紹介されたこのAさんは、金融アナリストとしてソコソコ顔の売れた方だと紹介されたのですが、そういった方がFXを『運』で解釈されているんだなと少し困惑した次第です。
『FX』はやり方一つでギャンブルにもビジネスにもなる
私個人としての考えですが、FXは『運』で取引出来るものではないと考える一人です。
『運』を用いて取引するトレードは、もはやギャンブルトレードであり、私はこういった考え方には賛同しません。
FXはやり方や考え方ひとつでビジネスにもなり、またギャンブルにもなるのです。
FXで『運』を感じる時
私のロジックはチャートにシナリオを描きます。
それによってエントリーポイントもイグジットポイントも明確にできます。
唯一この『運』と言う言葉を私なりにFXで解釈するならば、それは『時間軸』になります。
例えばA地点で『エントリー』をかけ、B地点で『イグジット』する鮮明な『シナリオ』があったとします。
最終的にはこの『イグジットポイント』で決済をかけるのですが、いつ到達するかは私にも分かりません。
途中思いもしない場所での遠回り(調整)をしたり、全く動かない(ボラティリティに欠けた相場)状態等含め、この『時間軸』だけは読めないのが現実です。
逆に『エントリー』から『イグジット』まで、ほぼ寄り道なしでトレードが完結できる時も多々あります。
わたし個人的にはこういった場面が、いわゆる『運』を感じる瞬間です。
寄り道なしでトレードが終われば『運が良かった』と感じ、寄り道だらけで時間が掛かったなら『運が悪かった』と考えます。
まとめ
今回はタイトルにも掲げた『FXは運ゲーなのか!?』について、いちプロトレーダーとしての意見を書き留めました。
もし仮にFXが『運ゲー』なら今の自分は無かったと思います。
これを見る読者様でFXをギャンブルと捉え、トレードを行っている方も実際には少なくないと存じます。
但しこれはギャンブルが良いとか悪いとか言う事ではありません。
私は個人的にFXをビジネスと捉え、日々トレードを行っているという事実をここに書き示した次第です。