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『兼業トレーダー』でも億トレは存在する
どうも初めまして、トレーダーのジョーと申します。
私の周りでは、仕事を持っている『兼業トレーダー』の方でもFXで稼ぐトレーダーは相当数います。
ある方は『社長業』をしながらFXでの年収は億を越え、またある方は『サラリーマン』をしながら月々数万円のお小遣いを稼いでいます。
そうです、『兼業トレーダー』の方でも億を稼ぐ方は実際にいるのです。
しかし専業や兼業であっても、一朝一夕で稼ぎを成し得た方達ではありません。
それ相応の努力を積まれてきたからこそ結果を出している方達ばかりです。
今回は、兼業及び専業トレーダーの方達の年収を深堀し、また兼業と専業のメリット&デメリットを専業トレーダーの観点から書き留めたいと思います。
これを読む方で、もし専業トレーダーを志す方がいらっしゃるようなら、是非最後まで読んでみて下さい。
『専業トレーダー』は推奨できません
昨今、FXに関する間違った情報(楽に稼げるや短期間で稼げる等)がたくさん溢れ、残念ながらその間違った情報だけが一人歩きしている現実があります。
FXで生計を立てる夢があるならこそ、ここで知って欲しい現実もあるのです。
結論から言いますと、あなたが未だ初心者なら専業は絶対におススメしません。
あなたが初心者でなくても、今現在継続して勝つ事が困難な人、またトレードに自信のない方に専業は推奨しません。
先ずは兼業でトレードの基礎をシッカリと叩き込み、実践である程度勝てる手法(※収益が右肩上がりになってから)を持ってから専業は考えましょう。
兼業では時間的な制約などもあり、トレード自体難しい環境だと思います。
しかしその環境下で収益を上げれる実力が無い限り、専業では生活が成り立たないと思って下さい。
冒頭から厳しい内容を書き込みしますが、これがFXの現実です。
『FX』で稼ぐまでには相応の時間が必要
私はFXを始め、殆ど稼ぐことが出来なかった期間は約3年です。
3年を過ぎてある方(師匠)と出会い、トレードにおける沢山のヒントを頂き、それから徐々に勝てるようになりました。
5年後には今のロジックの根幹部分が完成し現在に至ります。
私はトレードを始めたころ、幸運かな時間だけはたくさんありました。
当時は寝ることも惜しみ、朝早くから深夜まで良く勉強したものです。
これだけ勉強したのは人生初と言っていいくらいです。
大学に入る時の勉強量など足元にも及びません。
しかしこれだけ努力しても殆ど勝てず、最初の2、3年間は小遣いもままならぬ状況でした。
収支は殆どマイナスだったのを今でも記憶しています。
『FX』を独学で稼ぐには最低10年は必要
FXを独学で学び、成功した人達はこの厳しい期間を乗り越えてきた方達ばかりです。
殆どの方がこの期間で諦めるというのが現実だと思います。
でも勘違いされないで下さい、この期間を単に耐え忍ぶだけで成功することはありません。
FXは人一倍努力された方しか相場に残れない厳しい現実があります。
しかしFXは誰にでもチャンスを与えてくれます。
仮に成功を掴めばサラーリーマンでは考えられない収入を得れるのも事実です。
これからFXを独学で勉強し、夢を掴みたいのなら最低でもこの10年を目途に目標を設定して下さい。
もし結果が出ないようなら潔く諦める事も大切だと思います。
トレーダーの年収
トレーダーの年収に関しては、当サイトでも良くご質問頂く内容です。
特にこれからFXを始めようとしている方は今より収入を増やしたいと考えている方達だと思います。
FXトレーダーの年収がどれだけあるのか皆さん気になりますよね。
では『トレーダー』が一体どれくらい稼いでいるのかを書き留めていきます。
『為替ディーラー』の年収
為替相場への参加者は、大きく分けて『機関投資家』を含む『投機筋』と『個人投資家』に分類されます。
『機関投資家』とは『個人投資家』などから集めた多くの資金を使って運営する団体(ファンド等)の事を言います。
皆さんが良く耳にする『ヘッジファンド』もこれに該当します。
また投資信託や年金基金等もこれら『機関投資家』に属します。
この団体の中でトレードを行うトレーダーのことを『為替ディーラー』と一般的に呼びます。
『為替ディーラー』と『個人トレーダー』の違いは報酬の受け取り方の違いにあります。
『為替ディーラー』は、証券会社等に属している一般のサラリーマン扱いとなるので報酬は給料というカタチで受け取ります。
基本、安定はしていますが普通のサラリーマンよりも年収に差があるのが実情です。
これには成果制度を採用している会社が多いという背景があります。
まさに実力主義の世界です。
では『為替ディーラー』の年収は幾らかというと、一般的には800〜1200万円前後と言われています。
もちろんこれ以上に稼ぐ方も沢山います。
私の知人でも『凄腕ディーラー』がいるのですが、この方はかるく2000万円以上は稼いでいます。
また良く耳にする『外資系ディーラー』達の年収は、一般の『為替ディーラー』より高く設定されているのが特徴で、2000万円超えの方も中には沢山いらっしゃいます。(聞くところによるとリーマンショック以降、収益性が悪くなり平均年収もかなり下がったみたいですが…)
※近年では『プロップトレーダー』という新しいトレーダーのカテゴリーが誕生しています。詳しく知りたい方はココをクリックして下さい。
『個人トレーダー』は2種類
『個人トレーダー』とは、会社等に属せずトレードを行う個人のことを指します。
因みに私もこの『個人トレーダー』に属します。
『個人トレーダー』は以下に示す2つに分類されます。
専業トレーダー
兼業トレーダー
専業・兼業トレーダーとは
『専業トレーダー』とは、トレードだけで生計を立てる個人トレーダーの事を言います。
『兼業トレーダー』は、FX以外の主な収入源を持ちながらトレードを副業としている個人トレーダーの事です。
『兼業トレーダー』は、サラリーマンや自営業の方が多いのも特徴です。
『専業トレーダー』の年収
『専業トレーダー』の年収ですが、トレーダーにより様々です。
『専業』になるという事は、最低限の生活が営める利益を確保しなければなりません。
この『生活レベル』も『トレーダー』によって様々だと思うので一概には言えませんが、私の場合、FXをやり始めた当初は収入(利益)など殆どありませんでした。
FXを始めて3年後に何とか生活の基盤が出来始めたという感じです。
『専業トレーダー』としてやっていくには、『継続して勝てる手法』と『正しい相場観』を持てるかどうかが重要なカギになってきます。
コレさえあれば収支は必ず右肩上がりになります。
当然億単位の収入も夢ではありません。
しかし現実は大変厳しく、こういった『専業トレーダー』は全体の一掴みの方達だと思って下さい。
『専業トレーダー』でも年間通じて収支がゼロ、またはマイナス計上されている方も多くいらっしゃるのが現実です。
私もそうでしたが、こういった方達の多くは兼業時代に蓄えた『資金』で何とか食い繋いでいるのが現状です。
つまりFXは、『継続して勝てる手法』と『正しい相場観』が持てるか否かで年収に雲泥の差があるという事です。
『兼業トレーダー』の年収
では次に『兼業トレーダー』の年収について書き留めていきます。
『兼業トレーダー』は、生活基盤となる本業での収入があります。
本業ありきの『トレード』なので、利益もさほど深く追及もしなくて済むという、『メンタル面』には余裕ある『トレード』を行えるメリットがあります。
デメリットで言うと『トレード』に費やせる時間が限定されるという事です。
『兼業トレーダー』の方達は、あくまで『本業』優先の『トレード』となり、取引や勉強にに費やせる時間が限られてくるという事です。
『兼業トレーダー』の平均年収は、私が知る限り勝てる人でも年数百万程度でしょう。
数百万程度と言っても本業分があるので小遣いとしては十分だと思います。
しかし中には『本業』で稼いだソコソコの原資をマーケットへ投入し、レバレッジを効かせ億単位で稼ぐ方も中にはいらっしゃいます。
『兼業トレーダー』を推奨
現役の『専業トレーダー』でもある私の立場から皆さんに伝えたいのは、先ずは『兼業トレーダー』で『継続して稼げるレベルまで頑張りましょう!』と言う事です。
FXで『継続して勝てるトレーダー』になるという事は生半可なことではありません。
他のお仕事同様、成功したと言える域に達せれる方は一握りの方だと思って下さい。
巷で良く聞く『FXは簡単に稼げる!』や『直ぐに儲かる!』は全て偽りです。
もしあなたががFXで『不労所得』を得ようと考えているなら諦めた方が賢明でしょう。
そういった考えでトレードを行えば資金など一瞬で吹き飛ばします。
決して甘い世界ではありませんよ。
サラリーマンの方がずっと楽です。
最初は基盤ある本業でシッカリと稼ぎながらトレードを行うのが一番望ましいやり方だと思います。
何度も書き留めますが、『継続して勝てるトレーダー』になるには『勝てる手法』と『正しい相場観』が必須です。
またこれらを手にするには相応の時間が掛かると明言しておきましょう。
『専業トレーダー』を目指すなら、焦らずジックリと腰を据えてチャレンジしてみては如何でしょうか。
『兼業トレーダー』としてFXの収益が右肩上がりになれば、その時が『専業トレーダー』への切符を手にしたという事です。