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【一番底、二番底とは】絵を使い、わかりやすく解説
トレーダーの方なら分かると思うのですが、下降相場における相場転換というのは、底(安値)を一度付けただけでは容易に転換しません。
何度か底(安値)を更新しながら徐々に転換を行う事が殆どです。
今回は『一番底』や『二番底』を含め、この『底』と言われる『安値』について詳しく解説していきます。
『一番底』と『二番底』の広義での意味
為替相場をチャート表で見ると、安いポイントが見受けられます。
一番安いポイントもあれば2番目に安いポイントもあり、様々な安値を付けながら相場は転換期(下降から上昇へ転ずる)を迎えます。
『一番底』や『二番底』に使われる『底』という意味は、この一番安いポイント付近だと広義では覚えて下さい。
『一番底』と『二番底』
上に示した参照チャート(ドル円/15分足)をご覧下さい。
左側から上昇トレンドで上がってきたレートが頭打ちとなり下降方面へと向かいます。
その後、底打ちしているのが解ると思うのですが、この場合は赤枠で囲んだ部分がいわゆる広義での『底』と呼ばれる部分です。
では赤枠の中をご覧ください。
左側からレ点(赤)を3か所入れております。
順に言うと1番目に付けた『底』が『一番底』で、2番目のレ点が『二番底』、3番目のレ点が『三番底(大底)』となります。
その後、相場は上昇へと転じています。
※ここで気を付けて頂きたいのがローソク足のヒゲの長さです。チャートにおけるローソク足では『終値』を基準値としますので、ヒゲの先端(安値)を『底』と見なさず、出来高を『底』と見ます。
『底』のマトメ
底
為替相場で言う『底』とは、中・長期で見る一番安い(安値)値段を付けた付近の事を指します。
一番底とは
時間の経過の中で、一番早い時期に『安値』を付けた箇所の事を指します。
二番底とは
時間の経過の中で、二番目に『安値』を付けた箇所の事を指します。
三番底とは
時間の経過の中で、三番目に『安値』を付けた箇所の事を指します。
大底とは
一番安い値段を付けた箇所を『大底』、または『陰の極み』とも呼ばれています。上の参照チャートでの『大底』は、『三番底』の事を言います。