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『ネガティブインジケーター』とは
トレーダーの皆さんなら、ユーチューブを含めたSNSでのFXライブ(リアルトレード)をご覧になる方も多いと思うのですが、なかなか勝てないというトレーダーさんの配信も見た事があると思います。
こういった方達の中には、ポジションを持った瞬間にレートが逆行し、損切りしたとたんにレートが戻るみたいな、ある意味マジックに近いトレードを披露する方達がいます。
こういったマーケットを逆手に動かせる方達(トレーダー)の事を、界隈では『ネガティブインジケーター』と呼んでいます。
『自分だ!』、『私です!』という方達には大変恐縮なのですが、マーケットにはある意味必要とされる方達です。
また『ネガティブインジケーター』を指標にトレードを行う方達が実在するのはご存じでしょうか?
今回は余り知られていない『ネガティブインジケーター』の存在について解説します。
※本文には厳しい文言が含まれておりますので何卒ご容赦下さい。これもFXの真実を皆様に嘘偽りなくお伝えする為です。
『勝ち組』と『負け組』でマーケットは成り立つ
FXは基本がゼロサムなので、マーケットに参加される方達は『勝ち組』と『負け組』に分別されます。
少数の『勝ち組』が掴み取った利益を奉納する『負け組』がマーケットには必ず必要です。
この『負け組』の中で『ネガティブインジケーター』はレベル分けされています。
『ネガティブインジケーター』の大まかなレベル分け
- 勝率50%前後:『ネガティブインジケーター』として使えない
- 勝率20-30%前後:トレード回数を増せば『ネガティブインジケーター』として使える時もある
- 勝率5-10%前後:希少な『ネガティブインジケーター』
- 勝率が限りなく0%に近い:非常に人気のある『ネガティブインジケーター』
前述した通り『ネガティブインジケーター』をリサーチし、実際のトレードで指標として使うトレーダー達が実在します。
勝率の低い方ほど『ネガティブインジケーター』として注目され、また利用されている現実があるのです。
『ネガティブインジケーター』の特徴
『ネガティブインジケーター』の方達の特徴としてよく言われているのが一般常識があり、且つ普通の感覚を持ち合わせた方達だということです。
こういった方達の多くが一般に出回る情報等でFXを勉強してきた方達です。
この方達の多くが同じ土俵で勉強しているので、相場は何処で売買を行うかを全てお見通しです。
更に昨今では、大口投資家と呼ばれる方達がAIを運用したトレードを始めているのをご存じでしょうか。
トレードに関する、より多くのデータがAIにプログラムされているので、一般トレーダーが何処でエントリーを仕掛け、何処でイグジットを行うか、また損切のポイントまでも把握されているのが実情です。
こういった背景もあり、昨今のトレードでは一般トレーダーの勝てる割合が非常に低い状態です。
これにより、今まで以上に『ネガティブインジケーター』が多く出現しているのも否めない事実。
『ネガティブインジケーター』は、一般に出回る情報で取引を行い、同じ失敗を何度も繰り返す傾向があります。
又、『ネガティブインジケーター』と呼ばれるその殆どの方達は、残念ながら後に相場から退場されていく方達ばかりです。
『勝ち組』は同じ失敗を何度も繰り返さない
では『勝ち組』に入る方達は、どうして同じ失敗を繰り返さないのでしょうか?
答えは簡単かも知れません。
私が思うに、それはトレードで負けた原因を最後まで追求しているからではないでしょうか。
『勝ち組』と言われる、『継続して勝てるトレーダー』になる大切な要因の一つに負けた後の検証作業があります。
もちろん勝ったトレードの検証も必要ですが、重要なのは負けたトレードの検証です。
殆どの個人トレーダーは『負けたトレード』を最後まで検証する事は無いでしょう。
また検証を行っても理由を曖昧にしたまま、次のトレードを行い同じ失敗を繰り返します。
これが『同じ失敗を何度も繰り返す』一番の原因です。
又、初心者の方は負けたトレードを検証されても、ご自身で納得できる理由を見出す事が最初は難しいですが、しかし理由が分からなくても『負けたトレード』を意識すること自体が重要だと私は考えます。
常に問題意識を持つ事で少しづつ問題は解決されていきます。
初心者の方は分かる範囲で構わないので日々検証を行い、トレードノートへ負けたトレードの理由を分かる範囲で書き留めて下さい。
コレを繰り返す事によって必ず気付きが生まれます。
今は点でも、いづれ線となり、負けた理由が分かる日がやって来るでしょう。
少なくとも私はそうでした。
FXは『パレートの法則』によって成り立つ
『パレートの法則』はトレーダーの皆さんならご存じでしょう。
FXもこの『パレートの法則』により成り立っていると言っても過言ではありません。
『パレートの法則』では、為替相場に参加する2割の人達(大口と呼ばれる投機筋や機関投資家、ヘッジファンドや一部の個人投資家等)が8割の利益を持って行くと言われています。
つまり、この2割が『勝ち組』というわけです。
『負け組』である8割の参加者の中には、個人トレーダーの大半が含まれるという厳しい現実があります。
私のリアルトレードをご覧になられた方は分かると思うのですが、私がエントリーするポイントは大概こういった方達(ネガティブインジケーター)とは真逆の行動パターンです。
この8割の方達が入るポイントと言うのは大概決まって天底なのです。
前述したSNSのFXライブ(リアルトレード)を視聴すると、『ネガティブインジケーター』の方達がいる事に気が付きます。
仮にリアルトレードで『ネガティブインジケーター』と呼ばれる10名中8名が売買を開始したとします。
そういったポイントは高値、もしくは安値となる場合が殆どです。
FX初心者の方を含め、中々FXで勝てないというトレーダーは、こういった『ネガティブインジケーター』の方達をトレードにおける一つの判断材料(指標)として利用するのもアリだと思います。
今回解説した『ネガティブインジケーター』という方達の存在を、何処かアタマの片隅にでも置いといて下さい。
多くの『ネガティブインジケーター』が一方向へ動き出したら、その時がチャンスかも知れません。