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『カットオフタイム』とは
FXのトレードでも非常に重要な時間、『カットオフタイム』。『ロンドン市場』での『ロンドンフィックス』や『ニューヨーク市場』での『ニューヨークオプションカット』が中でも有名です。
トレーダーの中には、この『カットオフタイム』専門でトレードされる方もいるぐらい重要視されている時間帯でもあります。
今回はこの『カットオフタイム』の意味や仕組みを、わかりやすく解説します。

『カットオフタイム』とは、通常は各市場(マーケット)での『通貨オプション』の権利行使を行なうための締め切り時間の事を指します。
もちろん日本(東京市場)での『カットオフタイム』も用意されています。
この最終的な締切時間を『オプション』の『カットオフタイム』と言います。
わかりやすく言うと、『カットオフタイム』は最終的な締切時間の事なので、『通貨オプション』においては、予め決められた満期日の最終的な締切時間のことを指し、また海外送金においては送金指図の受付の締切時間の事を言います。
通貨オプションでの『カットオフタイム』とは
満期日における最終の締め切り時間
海外送金での『カットオフタイム』とは
送金指図による、受付の締切時間
※通常『外国為替市場』において、『通貨オプション』の満期日は対象となる日時と市場が既に決められています。

『カットオフタイム』では相場が大きく動く可能性がある
最終的な締切時間を『オプション』の『カットオフタイム』と言います。
この時間帯の前後では、『オプション』における『ポジション調整』のための売買が頻繁に多く行われます。
為替レートが大きく動く時が多々あるので、取引には注意が必要です。

『ニューヨークオプションカット』とは
世界中にある、数ある市場の中でも『カットオフタイム』で有名なのが『ニューヨーク(NY)オプションカット』です。
わかりやすく言うと、これは『NY市場』における、『通貨オプション』の『カットオフタイム』の事を指し、『ニューヨークオプションカット』とも呼ばれています。
『NYオプションカット』の締め切り時間
『NYオプションカット』の締め切り時間は、『日本時間』の24時(夏時間:23時)
※『NY市場』での『オプションカット』の取引量は、他の市場と比べて群を抜いており、相場を時に大きく動かす可能性があります。
こういった背景もあり、トレーダーを含め為替関係者は、他の市場における『オプションカット』より『NY市場』における『ニューヨークオプションカット』を重要視する傾向がります。
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