『チャネルライン』とは
FXの『チャネルライン』とは、トレンド相場で引くトレンドラインに平行して引く斜め斜線の事を言います。
相場が高・安値を切り上げ、上昇を伴う時をアップトレンドと言い、逆に高・安値を切り下げ、下降を伴う時をダウントレンドと言います。
『チャネルライン』とは、このアップトレンドやダウントレンドの事象を視覚的に捉え易くする為のツールだと思って下さい。
またトレンドラインを併せて引く事で、値幅を容易に拾えるのが『チャネルライン』の特徴です。
アップトレンドでの『チャネルライン』
上の参照チャートをご覧ください。
ドル円のローソク足チャートにおけるアップトレンド相場になります。
赤で引いたトレンドライン(下)と『チャネルライン(上)』が確認できると思うのですが、トレンドラインに接した黒枠の中を見て分かるように相場がレジ&サポで反発するのが伺えます。
トレンドラインとは、こういったレジ&サポに接したローソク足の先端同志を結んだラインです。
ではトレンドラインの上に位置する『チャネルライン』を続けてご覧ください。
緑枠の中ですが、トレンドライン同様に相場がレジ&サポで反発するのが分かります。
こういったレジ&サポに接した場所へ、如何に『チャネルライン』を設置できるかがトレードを行う際の重要なカギになるでしょう。
ダウントレンドでの『チャネルライン』
上の参照チャートは、ドル円のダウントレンド相場になります。
赤で引いたトレンドライン(上)と『チャネルライン(下)』が確認できると思うのですが、トレンドラインに接した黒枠の中を見て分かるように、相場がレジ&サポにサポート(レートが反発)されているのが分かります。
次に下へ位置する『チャネルライン』をご覧ください。
緑枠の中ですが、トレンドライン同様に相場がレジ&サポにサポート(レートが反発)されているのが確認出来ます。
トレンドライン同様、こういったレジ&サポに接した場所へ、如何に『チャネルライン』を設置できるかがトレードを行う際には重要です。
『チャネルライン』の引き方
基本的に『チャネルライン』は、トレンドラインを平行に移動し、支持線とローソク足の当たりを確認しながら設定します。
トレンドライン同様に、この設定場所を間違えるとレートの反発箇所が分からず、トレードに支障がでる重要な作業です。
いきなりトレンドラインや『チャネルライン』を設置するのではなく、先ずは水平線(支持線)の抽出のやり方を覚えるのが賢明でしょう。
この水平線の抽出に関しては深く勉強する事は勿論の事、何度も過去検証を行い身に付けていく事が重要です。
決して楽な作業ではないですが、FXを極めるにあたり大変重要な作業になってきます。
また『チャンネルライン』の引き方は、通貨ペアや時間軸によって異なりますので注意が必要です。