『投機とは』簡単にわかりやすく解説
英語表記:Speculation
『投機』とは、金融資本を経済や経営活動を通じ、リスクが生じる投資対象へ投下する行為の事を言います。
簡単に言うと利益を見込んで自らの資産を差し出す事を言います。
この『投機』を行う際、資産を差し出す側を『投機家』と言います。
金融関連における『投機』では様々な種類の投的取引が混在し、それぞれにリスクやリターン、または商品プロファイルが異なります。
『投機』と『投資』との違い
『投機』と『投資』の違いですが、簡単に言うと『リターン(利益)』を回収する期間に依って区分されています。
FXや仮想通貨などは一般的に『投機』として区分されており、『投機家』たちが短期のリターン(利益)を求めマーケットで売買を行います。
また、その殆どが短期(数分~数週間)での取引を完結するという『投機』の典型的なパターンと言えるでしょう。
こういった『投機』に比べ『投資』に区分される株や債券等の場合、『投資家』が『投資』を行う企業を先ず選定し、その企業の中・長期的な成長を見越して『投資』を行います。
仮にこういった企業が成長し、『投資家』たちへリターン(利益)が還元できるのは相応の時間が必要とされます。
こういった中・長期でのリターンを狙った資本の投下行為を『投資』と言い、中・短期でのリターンを狙った資本の投下行為を『投機』と広義では位置付けられています。
FXや仮想通貨の売買スタイル
前述した通り、FXや仮想通貨は広義で『投機』と区分されていますが、更に下記に示す内容で短期や中期、また長期と売買スタイルが細分化されます。
『投機』によるリスク
FXや仮想通貨などの『投機』は、『投資』に比べて短期でリターン(利益)を追求する金融商品です。
その為、高いレバレッジをかけ取引を行う事が普通で、これに伴いリスクも相応についてくるのが特徴的です。
例えばFXだと、『投機家』の思惑通りに為替レートが動いたならレバレッジ相応のリターンが見込めます。
しかしこれとは逆に、思惑と逆方向に為替レートが動けばレバレッジ相応の損失を持つ事に繋がります。
『投機』や『投資』には必ず相応のリスクがつきます。
特にFXや仮想通貨などは、ハイリスク&ハイリターンという典型的な取引となるので注意が必要です。