FXの『ダブルトップ』は騙し/絵で解説
どうも初めまして。
ドル円専門トレーダーのジョーと申します。
一般トレーダーの多くが『三尊』や『Wトップ』等を使い、その場を切り取ったトレードを行っていますが、こういった手法を使っている限りFXで継続して勝つ事は困難だとココに書き留めて置きます。
今回はプロトレーダーとして、独自の目線で『ダブルトップ』を深堀していきましょう。
『ダブルトップ』とは
英語表記:Double top
FXでいう『ダブルトップ』とは、通常、相場の天井圏で作られる二つの山も持ったレンジ帯の事を言います。
上昇傾向にあった相場がレジスタンスラインに当たり、2度アタックしますが突破しきれずに跳ね返って来る時に形成されるものです。
こういった場所では売買が盛んに行われ、マーケット参加者の心理戦が行われています。
揉みあう事で『レンジ帯』を形成するのが特徴です。
では実際のチャートを見ていきましょう。
下記チャート(ドル/円1時間足)をご覧ください。
青枠内の赤枠で示した2つの山が『ダブルトップ』と言われる事象です。
『ダブルトップ』を形成後、相場は下落するのか?
『ダブルトップ』を形成後に相場は下落すると一般には言われていますが、そういった確証はありません。
では次に下記参照チャートをご覧ください。
先ずA枠をご覧ください。
『ダブルトップ』形成後、一旦はネックラインを抜け下降に転じますが再度上昇します。
次はB枠です。
三尊形成後、相場は一旦下落に転じますが、やはり再上昇します。
こういった事象をFX界隈では相場での騙し(だまし)と片付ける傾向がありますが、『ダブルトップ』や『三尊』は単に売り買いが盛んなポイントなだけです。
『ダブルトップ』を形成しても下降に転じる『根拠』は無いという事を覚えておきましょう。
※FX界隈では、『ダブルトップ』の右肩上がりや右肩下がりに注視した手法が囁かれていますが、これも全く『根拠』の無い話なので一般トレーダーの方は鵜呑みにされない方が良いでしょう。
『ダブルトップ』後の方向性は既に決まっている
一般トレーダー達のその多くが、こういった事象(※ダブルトップや三尊等)だけを切り抜いてトレードを行います。
こういった方は一度ご自身で検証してみて下さい。
検証すれば如何にデタラメな情報なのかが分かると思います。
私の扱うロジックは、中・長期で方向性を確認し、短期でレートを追い詰めるといったトレーディングスタイルです。
今回解説する『ダブルトップ』も、単に一つの『レンジ帯』と見ており、レンジブレイク後の方向性も中・長期で描いたシナリオ通りに追って行くだけの作業となります。
私はこのやり方で約10年以上、継続して勝ち続けています。
こういった局面だけを切り取ってトレードを行っている以上、FXで継続して勝つ事は困難だという事を先ずは知っておいて下さい。
『木を見て森を見ず』のトレードとは、正にこういったトレードの事を言います。