【基軸通貨国とは】歴史を絡め分かりやすく解説

基軸通貨国とは、分かりやすく

『基軸通貨国』とは

 

現在の『基軸通貨国』はアメリカ(USドル)です。

『基軸通貨』とは

英語表記:base currency

 

『基軸通貨』とは、国際間での決済や金融取引などで基軸となる『特定国通貨』の事を指し、この『特定国』の事を『基軸通貨国』と呼んでいます。

 

 

 


『基軸通貨』としての条件

 

『基軸通貨』は世界中の貿易での決済や金融取引などに多く使用されています。

 

また世界中の人々の価値基準として認識される通貨でもあり、どの国の通貨になるかは通貨発行国の経済規模や政治力、また軍事力なども含め決定付けされます。

 

通貨の世界基準として十分な役割を果たすには、通貨価値の安定や高度に発達した金融・為替・資本市場を要し、また対外取引規制のないことが必須条件となります。

 

 

 

基軸通貨国とは、分かりやすく

『基軸通貨国』の歴史

 

第二次世界大戦前までの『基軸通貨』は、大英帝国の繁栄を背景に『イギリス/ポンド』が世界の『基軸通貨』でした。

 

しかし第二次世界大戦以降は、戦勝国代表でもあるアメリカの『USドル』へと『基軸通貨』はバトンタッチされています。

 

また1945年発効ブレトン・ウッズ協定では、アメリカは金とドルの交換を約束しましたが、1971年のドル防衛により金・ドル交換を停止します。

 

これにより金の裏付けはなくなり、その後はアメリカの国力を背景にドルは『基軸通貨』として現在も不動の地位を築いています。

 

昨今では2002年に欧州でユーロの流通が開始されています。

 

このユーロはユーロ圏を始め、欧州地域全体へ瞬く間に広がり、現在ではアメリカドルに次ぐ世界第2位の『基軸通貨』になっています。

 

 

 

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