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『投資家とは』簡単にわかりやすく解説
英語表記:investment
『投資』とは、金融資本を経済や経営活動を通じ、リスクが生じる投資対象へ投下する行為の事を言います。
簡単に言うと利益を見込んで自らの資産を差し出す事を言います。
株式投資や投資信託がコレに該当します。
この『投資』を行う際に資産を差し出す側を『投資家』と言います。
初心者などは先ず少額から始める事が良いとされていますが、『投資』には様々な種類の投資対象が混在し、それぞれにメリット・デメリット、リスク&リターン、またプロファイルも異なります。
『投資』によるリスク
企業は自己資本に加え、追加的な他人資本(投資家資本)を調達する事により、より大きな投資機会を得る事が可能です。
例えば株式の場合、投資家に依って提供された資金を使い、オフィスの拡張や、それに伴う設備投資、また人材育成や優秀な人材獲得等にも資金が回せます。
企業はこういったリスクをとる事で将来的に企業価値をあげていく努力を行い、経営拡大に繋げていく必要性が常に株主から求められます。
またこういった企業努力によって利益を上げる事に成功すれば、企業価値増大に依るキャピタルゲインや配当金として利益の一部を投資家へ還元できます。
これとは逆に企業努力が数値化せず無駄になる場合も予測されます。
銀行における預金等の元本は保証されていますが、『投資』はこういった保証等が一切ありません。
最悪は元本割れで全資金を失い、マイナスの可能性すらあるのが『投資』の世界です。
『投資』は企業の将来的な価値を見出す先見の眼も必要になり、又『リスク』を常に伴った投下行為だという事です。
『投資』と『投機』との違い
『投資』と『投機』の違いですが、単純に『リターン(利益)』を回収する期間に依って区分されています。
例えば株式や債券等の場合、『投資家』が『投資』を行う企業を先ず選定し、その企業の中・長期的な成長を見越して『投資』を行います。
仮にこういった企業が成長し、『投資家』たちへ利益を還元できるのは相応の時間が必要です。
こういった中・長期でのリターンを狙った資本の投下行為を『投資』と言い、中・短期でのリターンを狙った資本の投下行為を『投機』と広義では位置付けています。
FXは『投機』
FXは、近い将来におけるレート予測をトレーダーが行い、価格変動によるリターンを獲得する金融商品の一つです。
前述した株式や債券等の『投資』では、『リターン』を得るまでに最低数か月から数年を要します。
コレに比べFXではポジションを長期保有するスイングトレードでさえ保有する期間は数日から長くて数か月です。
これによりFXでの『リターン』は短期回収となり『投機』として位置付けされています。
『不動産』も投資の対象
『不動産』の場合、購入した資産の利用内容によって異なります。
『投資家』が『投資』として『不動産』を購入した場合、キャピタルゲインまたは賃料利回りや賃貸資産を期待して資本を投下した事になり、こういった『不動産』は『投資』として区分付けされます。
ギャンブルは『投資』ではない
売り手と買い手による『リターン』の合計がゼロ、もしくはマイナスになる対象への投下行為は『投資』や『投機』ではなく『ギャンブル』の区分になります。
例えば『宝くじ』や『パチンコ』、『公営競技(競馬・競輪・競艇)』などがコレに該当します。
※株取引や先物取引であっても、短期で売買を繰り返す行為は単に『マネーゲーム』と言われ、こういった投機性の強い『投資』内容によっては『ギャンブル』に含められる場合もあります。
まとめ
『投資』や『投機』、また『貯蓄』は将来における大切な資産形成に必要なものです。
『貯蓄』とは、お金を貯える事を指し、銀行における預金などがコレにあたります。
日常で必要な資金を預け入れる普通預金などは、自由に入出金できる流動性の高い『貯蓄』方法としてたいへん便利なものです。
一方で子供の教育費や老後に必要な資金は、今は必要なくても将来的には必ず必要となります。
こういった将来的に必要とされる資金はなるべく早い時期から時間を掛け、『投資』や『投機』に回し増やしていくのも賢いやり方です。