FXにおけるボラティリティとは
英語表記:volatility
言葉の意味:落ち着きがない、うわついた性質、移り気
FXにおける『ボラティリティ』とは、リアルタイムでの各通貨ペアにおける値幅の大きさだと認識して下さい。また『ボラティリティ』を略して『ボラ』とも言います。
『ボラティリティ』の使い方
値幅が大きい事 ➡ 『ボラティリティが高い(上昇)』と言う
値幅が小さい ➡ 『ボラティリティが低い(低下)』と言う
英語表記:Bretton Woods Agreements
『ブレトンウッズ協定』とは、第二次世界大戦後にアメリカのニューハンプシャー州ブレトン・ウッズで開催された『連合国通貨金融会議』で締結された協定の事を言います。
この『ブレトンウッズ協定』では、会議に参加した45ケ国により『国際通貨基金(IMFとは)』や『国際復興開発銀行』の設立を決定し、また戦後の自由貿易体制を整え発展させるために締結された協定書となります。
『ブレトンウッズ協定』の主な内容として定められたのは、米ドルを基軸通貨とした『固定為替相場制』とし、金本位制の基、『金』、1オンスを35USドルと固定し、米ドルと各国通貨の交換比率を一定に保ち、これによって自由貿易を発展させる事で世界経済を活性化させていくというプランが『ブレトンウッズ協定』の主な内容となります。
第一次世界大戦以降、アメリカを中心とした欧米列強はブロック経済を行いました。植民地を多く持つ、これらの国々は保護貿易主義をとり、その結果、第二次世界大戦のキッカケとなったと言われています。
これを教訓に世界は自由貿易への考え方に転じ、大戦後はアメリカを中心とした連合国が主軸となり、富の集中するアメリカを基盤とした『ブレトンウッズ協定』が締結される運びとなります。
『ブレトンウッズ体制』とは、『ブレトンウッズ協定』に基づき確立した体制の事を言います。
『ブレトンウッズ協定』は、国際協力に依る世界通貨価値の安定や貿易振興、また新興国の開発援助を行い、世界貿易体制を計りながら為替相場の安定と拡大を目的とした協定です。
この為に『金』1オンス/35USドルに固定。そして、この米ドルに対し世界各国通貨の交換比率を決定します。因みに、この『固定為替相場制』の基で、日本の『円』は1USドルを360円に固定されます。
日本は『ブレトンウッズ会議』の基、1950年〜1970年初めにかけ高度経済成長を成し遂げます。日本は敗戦国という問題点にも関わらず、稀に見る経済成長を遂げ世界中から称賛され『東洋の軌跡』と呼ばれました。アジア諸国を中心に『日本に学んで日本に続け!』という機運が起こったのもこの時代からです。
『金本位制』とは、『ブレトンウッズ協定』により定められた協定内容の事を言い、『金』をベースに世界各国の通貨価値を決定する制度の事を言います。
世界各国の中央銀行は協定により定められた、その国の発行する貨幣価値と同じ量の『金』を保管し、随時、貨幣との交換に対処できる体制を求められていました。こういった『金』と交換できる貨幣を『兌換紙幣(だかんしへい)』と言います。
『ニクソンショック』とは、1971年、当時のアメリカ合衆国第37代大統領の『リチャード・ニクソン』が会見を行った、下記に示す大きな2つの政策転換の事を言います。『ニクソンショック』は世界経済への大きな方針転換と位置づけされ、歴史に刻まれる金融ショックとなります。
『第1次ニクソンショック』とは、中国との冷めきった関係柄を打開するため、当時のニクソン大統領が行った政策転換の事を言います。これは1971年7月15日、ニクソン大統領は訪中宣言を電撃発表し、翌1972年2月に北京へ訪れ新しい米中関係を築きます。
『第2次ニクソンショック』とは、ニクソン大統領が1971年8月15日に発表した『ブレトンウッズ体制』の終結宣言の事を言います。長らく『金本位制』の基で維持してきた『金』と米ドル紙幣の兌換を停止し、新しい経済政策への転換の事を言います。
具体的にこれは『固定為替相場制』を廃止し、『変動為替相場制』への移行の事を指します。米国が行った『変動為替相場』への移行で、『マルク』や『円』も『変動為替相場制』へ移行する足掛かりとなります。また、この全世界に影響を与えた『第2次ニクソンショック』は『ドルショック』とも呼ばれています。
『ブレトンウッズ協定』の発効後は、欧米諸国を中心に世界経済は凄まじく短期間で発展を遂げていきます。この世界経済の発展に対し、金本位制で必要な金の採掘が追い付かなくなってくるのです。
経済成長に待ったはありません。こういった事情を背景に『ブレトンウッズ協定』で構成された『ブレトンウッズ体制』は『ニクソンショック』により1971年に終焉を迎えます。
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