『ナスダック(NASDAQ)』とは
『ナスダック』の正式名称は、『National Association of Securities Dealers Automated Quotations』です。
このアタマをとって『NASDAQ』と言います。
1971年に全米証券業協会(NASD)の主催で開設した、世界初の電子株式市場です。
現在は、全米証券業協会(NASD)から完全に離れ、市場運営会社(Nasdaq, Inc.)となり『Nasdaq Stock Market』や『Nasdaq Nordic Markets、Nasdaq Baltic Markets』など、多くの取引所の運営管理を行っています。
その中でも『Nasdaq Stock Market(ナスダック・ストック・マーケット)』は、時価総額でNYSE(ニューヨーク証券取引所)に次ぎ、世界第2位の取引所です。
通常、私たちの知る『ナスダック(NASDAQ)』と言えば、この『ナスダック・イン・コーポレイテッド(Nasdaq, Inc.)』もしくは『ナスダック・ストック・マーケット(Nasdaq Stock Market)』のどちらかを指します。
日本市場で言えばジャスダックやマザーズに近い市場だと思って下さい。
『ナスダック総合指数』とは
『ナスダック総合指数』とは、わかりやすく言うと米国のNASDAQ(ナスダック)へ上場する全上場銘柄で構成した時価総額加重平均指数の事を指します。
『ナスダック総合指数』の主な特徴として、指数全体に対しシリコンバレーにあるハイテク株やIT関連株の占める割合が非常に高く、またその企業の業績動向が反映されやすい特徴があります。
『ナスダック総合指数』は、ダウ平均(ダウ工業株30種)やS&P500と並び、代表的な全米屈指の株価指数として世界的に重要視されています。
他にサブインデックスでは、金融以外のセクターで時価総額と流動性が最も高いと言われる100銘柄で構成される『ナスダック100指数(NASDAQ-100)』、金融株の上位100銘柄で構成する『ナスダック金融100指数(NASDAQ Financial-100)』などもあります。
主な『ナスダック・ストック・マーケット』における銘柄
『ナスダック・ストック・マーケット』における銘柄は、名高るベンチャー企業を始め世界的に有名な中・大企業まで、約3000社を超える銘柄が上場しています。
主な銘柄を下に書き留めますが、皆さんが良くご存知の企業も多いかと存じます。
銘柄
- アップル
- アマゾン
- アルファベット
- マイクロソフト
- アドビシステム
- フェイスブック
- ネットフリックス
- インテル
- シスコシステムズ
- テキサスインスツルメンツ
- エヌビディア
- コムキャスト
- アムジェン
- テスラ
- コストコ
- スターバックス
- 他