FXでの成行注文とは

『成行注文』とは

成行注文の英語表記:market order

 

『成行注文』とは、FXの注文方法の一つです。

 

予め売買ポイントを決める『指値注文』に対し、『成行注文』ではトレーダーの任意の場所(好きな場所)において、クリック一つで売買が行えます。

 

また、『指値注文』を行う際には売買を行うレート値の入力が生じますが、この『成行注文』では現レート値における売買をボタン一つで行える手間のかからない注文方法です。

チャート画面を見ながらトレーダーの裁量に合わせたリアルタイム注文が可能になります。

 

 

 


『成行注文』のやり方

 

取引されるプラットフォームで『売り』と『買い』ボタンが設置されています。(※設置方法はFX関連業者により様々です。)

 

チャートを確認しながらレートを設定せず、『売り』と『買い』ボタンのどちらかを押すだけで『成行注文』が成立します。

 

 

 

成行注文、FX
FXと株では成り行き注文の意味は少し異なる

FXと株取引での『成行注文』の違い

 

株取引での『成行注文』というのは、『値段は幾らになっても良いから買う!または売りたい!』というカタチの注文方法です。

 

FXの『成行注文』は現在値レートで売買を行うカタチの注文となり、ボタンをクリックし、約定した時点で注文成立になります。

 

株取引の『成行注文』とはスピード感が全く異なったものになります。

 

 

 

成行注文とは 、FX
『成行注文』はボタン一つで簡単注文

『約定』とは

 

FXの取引では、注文が成立する事を『約定』と言います。

 

取引するプラットフォームを提供するFX関連業者によっても様々ですが、注文が通り、『約定』する際にはアラートやビジュアル等で『約定』を確認する事ができます。

 

 

 


『スリッページ』とは

 

『成行注文』で注意が必要なのが『スリッページ』です。

 

『スリッページ』とは、簡単に言うと売買を行いたい場所でボタンを押しても、『成行注文』が成立できない事を言います。

 

初心者の方等は、『スリッページ』の設定がデフォルト状態の方も多く、『成行注文』を行っても『スリッページ』が生じ、任意の場所での注文が成立できずにいる方が多く見受けられます。

 

時には大きく『スリッページ』が生じ、思いがけないレート(※損失が出る。)で約定する可能性もあります。

 

こういったリスクを抑える為にも、今一度お取引されているプラットフォームの『スリッページ』の設定を、ご自身で確認しておく事が必要です。

 

 

 


『成行注文』の呼称は様々

 

『成行注文』は、取引されるFX関連業者により呼び方も様々です。

 

業者によっては『マーケット注文』や『プライスオーダー』、『クイックトレード』、『リアルタイムトレード』等、様々な名称が付けられています。

 

 

 

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