FXの『ドローダウン』の意味とは
『ドローダウン』とは、『証拠金』の目減り幅の事を言います。
また『ドローダウン』における、最大の目減り幅を『最大ドローダウン』と言います。
『ドローダウン』は過去に預入した『証拠金』の最大値から『目減り』した『値』の事です。
FXのトレードでは100%勝てる手法(聖杯)は存在しないので、必ずと言って良いほど『証拠金』の増減が発生します。
これはシステムトレードでも同じ事が言えます。
『ドローダウン』は、この『証拠金』の『目減り幅』を分かり易くパーセンテージで示したものです。
『ドローダウン』の計算式
ドローダウン=損失額÷資金×100
例えば過去における『証拠金』の最大値が100万円だったと想定し、それ以降の『証拠金』の推移を下記内容(※1~6)とします。
『証拠金』の最大値が100万円の場合
- 90万円
- 120万円
- 100万円
- 60万円
- 110万円
- 『1』の段階で『ドローダウン』は10%
- 『2』から『4』の『ドローダウン』は50%
- 『最大ドローダウン』は50%(※最大値証拠金:120万/最大値ドローダウン:60万)
システムトレードで『ドローダウン』を活かす
『ドローダウン』はシステムトレードでも多く活用されています。
トレーダー自身が損失可能額を『ドローダウン』として設定し、レートがそのポイント付近に来た所にストップロスを置くといったやり方です。
ストップロスを置く事で取引時のリスクを限定し、資産運用が可能となります。
また運用する証拠金の額ですが、一般に多く言われるのが『最大ドローダウン』の2〜3倍が必要と言われています。