『ダボス会議』とは
ニュースなどで『ダボス会議』という言葉を皆さんも良く耳にすると思います。
最近ではスウェーデンの活動家でもあるグレタ・トゥーンベリさんが『ダボス会議』で演説し、『地球温暖化対策が何も進んでいない』とスピーチを行ったことでも有名になりました。
今回はこの『ダボス会議』について解説します。
『ダボス会議』とは、『世界経済フォーラム会議』が正式名称です。
『ダボス会議』は毎年開催される『世界経済フォーラム会議』の中の1つを指します。
開催期間は例年1月頃で、スイスの観光保養地でもある『ダボス』で開催されます。
『世界経済フォーラム会議』は『国際シンポジウム』の一つで、これはドイツ生まれのスイスの実業家(また経営学者でもある)の『クラウス・シュワブ氏』の提唱により『ダボス』で開かれた『ヨーロッパ経営者フォーラム/1971年開催』が前身です。
1987年には、『ヨーロッパ経営者フォーラム』から『世界経済フォーラム』へと名称が変更されました。
また『世界経済フォーラム会議』の運営は世界中の企業からの基金における年会費や参加費、スポンサー費等で運営されています。
『ダボス会議』への参加メンバー
現時点での『ダボス会議』は世界100か国以上の国や地域から招待されたメンバーで構成されます。
- 主要企業の代表(経営者)
- 国家元首
- 閣僚
- 政治家
- 学者
- ジャーナリスト
- 宗教指導者
- NGO代表
- 他
多方面から幅広く参加者を集め、世界経済や世界情勢、環境、貧困、技術革新、貿易など幅広いテーマで意見交換をし、その時に合わせた最も旬なテーマを世界へ向けて発信する場です。
また『ダボス会議』は世界的に注目される『国際シンポジウム』の一つになり、世界各国における政財界のトップが存在感をアピールする場として政治的にも広く利用され始めています。