『ドルコスト平均法』とは
『ドルコスト平均法』とは、毎月一定額を購入し継続して投資をする行為です。
わかりやすく説明すると毎月少しずつ購入する事で高い値段での購入を避け、平均的な取得価格を低く抑えることが可能だと言われる投資方法です。
この『ドルコスト平均法』を投資の世界で良く例えられているのが日本の会社にある『自社株持株会』です。
会社側が福利厚生名目で奨励金などを出し、自社の従業員に毎月自社株を購入させるのですが、購入時に使われるのがこの『ドルコスト平均法』です。
会社側から半ば半強制的に購入させられた従業員さん・・
会社の業績も良く右肩上がりなら問題ないでしょう。
しかし業績が悪くなれば株価は落ち、最悪は紙切れ同然になるという最悪の事態も想定できます。
こういった『ドルコスト平均法』を、会社側が福利厚生名目で社員に契約させる行為は『リスク』が非常に高く勝手きまわりない無責任な投資法だと私は考えます。
SNSやネット情報を閲覧すると、この『ドルコスト平均法』は良い投資方法だとする情報が蔓延しているのに私は驚嘆しました。
『ドルコスト平均法』の危険性
『ドルコスト平均法』を使い投資を行うか否かは、あなたがチャートをある一定以上の分析力を持っているかどうかが重要になります。
つまりはあなたが今後向かうであろうチャートの方向性をシッカリと確認できるトレーダーなのかということです。
もちろんコレにはシッカリとした根拠付けが必要です。
もしこういった方向性を確認できる根拠ある手法をあなたがお持ちでないなら、この『ドルコスト平均法』はFXで言う『ナンピン』と同じ逆張りを行う可能性があります。
こういった方は『ドルコスト平均法』を行わないようにするのが賢明でしょう。
マトメ
チャートの分析力や相場観もないのに、毎月こういった購入を続けるというのは価値のないリスクを継続的に増やすだけの事になります。
業界は巧みに初心者等へ、こういった手法で誘いを掛けて来る実情があります。
『購入を時間分散する事で高値圏での購入を避けられますよ!』等々・・
コレらは何の根拠もありません。
為替はいつどういった形で急変してもおかしくないので初心者等の方は特に注意が必要です。
【関連記事】